ニュース 2021.04.05. 11:47

大谷翔平の今季初登板は5回途中3失点 最速162.7キロで7奪三振も勝利目前でまさか…

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エンゼルス・大谷翔平

投げては最速162.7キロ、打っても140メートル弾


 エンゼルスの大谷翔平選手(26)は現地時間4日(日本時間5日)、本拠地で行われているホワイトソックス戦に「2番・投手」で先発出場。

 今季の初登板は4回2つ目のアウトまで無失点で来ていたが、そこからまさかの3失点。白星を掴むことはできなかった。




 渡米後はじめて1試合に投手・野手の両方でプレーすることとなったメジャー4年目の大谷。

 まずは1回表、ピッチャーとしての出番から。先頭を斬った後、アダム・イートンには161.9キロの速球を見せてからの落ちる球で空振りの三振。次の打者には四球を与えたものの、後続を斬って無失点で立ち上がる。

 すると、直後の1回裏、一死走者なしで迎えた第1打席。初球の97マイル速球を右中間スタンドに叩き込む今季第2号の先制ソロ。高めのボール球を思い切り引っ叩いた451フィート(約137.4メートル)の一撃で、自ら先制点を叩き出した。



 攻撃が長くなり、2-0で迎えた2回表のマウンドは、先頭の「打率.889」ジェルミン・メルセデスを落ちるボールで空振り三振。続くヤスマニー・グランダルは2球で内野ゴロに斬り、ルイス・ロベルトには162キロを計測。最後はスライダーで見逃し三振に仕留める。

 第2打席を中直で終えた直後の3回表は、8番のビリー・ハミルトンに三遊間を破られる安打。この試合はじめての走者を出すと、さらに盗塁を決められて無死二塁。ピンチを迎えたが、ニック・マドライガルは一直、レウリー・ガルシアは三ゴロで斬り、イートンも遊ゴロで無失点。最後のボールは101.1マイル(約162.7キロ)を計測して、ピンチを切り抜けた。


 4回はクリーンナップとの対戦。先頭のホセ・アブレイユを空振り三振に斬った後、ヨアン・モンカダにはストレートの四球を与えてしまったが、つづくメルセデスはスライダーで空振り三振。もうひとつ四球で一・二塁としてしまったが、7番のロベルトを三振で斬ってピンチ脱出。この回はアウトをすべて三振で奪う。

 すると4回裏、味方が1点を追加して3-0。大谷はシフトの網にかかる遊ゴロに倒れたが、勝利投手の権利がかかる重要な5回を前に貴重な援護点をもらうと、5回は先ほど安打を許したハミルトンとの対戦。右中間に良い当たりを弾き返されたが、ここはライトのフアン・レガレスが見事なダイビングキャッチ。大谷も思わず両手を掲げ、喜ぶ姿を見せる。

 しかし、9番のマドライガルにはセンターへと抜けていく安打を許し、トップのガルシアは二ゴロも併殺崩れ。コーチがマウンドに向かってひと息入れた直後、一塁への牽制が悪送球となってガルシアには三塁まで進まれてしまう。

 イートンに対しては力むシーンも見られ、四球で一・三塁。さらにアブレイユにも四球で満塁とし、4番・モンカダへの初球がワイルドピッチ。走者が一人還り、なおも二死二・三塁と一打同点のピンチで最後は空振りの三振…と思いきや、捕手が投球を後逸。一塁送球も逸れてこれが振り逃げとなり、一気に二塁走者もホームへ。内野からのバックホームも高く逸れ、ベースカバーの大谷はジャンプしても届かず。さらに、スライディングしてきた相手に大谷が乗っかるような形となり、大谷は転倒。二者が還り、これで3-3の同点。大谷の白星はあとアウトひとつのところで潰えた。

 ホームベース付近で倒れた大谷は自ら立ち上がったものの、この日はここまでで降板。4回2/3を投げて球数は92。被安打は2も四球が5つ、7奪三振で3失点。投打ともに順調に来ていただけに、最後の最後で心配な幕切れとなってしまった。

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