打席に崩れ落ち場内騒然
パドレスのフェルナンド・タティス・ジュニア選手(22)は現地時間5日(日本時間6日)、ペトコ・パークで行われたジャイアンツ戦に「2番・遊撃」で先発出場するも、第2打席の空振り三振後に負傷交代。球団は同日中に「左肩の亜脱臼」と故障箇所を公表し、翌日に再検査を受けることを伝えた。
3回一死走者なしの場面で相手先発のアンソニー・デスクラファニのカーブに空を斬り空三振に打ち取られると、タティスはバットを振り抜いた直後に左腕を抱えるようにその場でうずくまった。身動きがとれない背番号23のもとにトレーナーと監督が駆け寄り、タティスは体を支えられながらベンチへ引き上げたものの、その足取りは重く、場内は一時騒然となった。
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タティスはドミニカ共和国出身のスター選手で、今年2月に14年3億4000万ドル(約374億円)の超大型契約を結んだばかり。今春キャンプでは左肩の不調で一時離脱していたが「軽症」とのことですぐさま復帰。しかし開幕後は5試合で打率.167、5失策と攻守両面で精細を欠いていた。
パドレスはこのオフにブレイク・スネル投手、ダルビッシュ有投手といったエース級の投手を相次いで獲得するなど大型補強で注目され、今シーズンの優勝候補にも名前が上がっていたが、そんなチームの顔ともいえるスター選手が開幕早々に故障。球団史上初のワールドシリーズ制覇を目指すチームにとっては痛い故障離脱となりそうだ。