2021.04.08 17:30 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 11 | 終了 | 7 | 広島東洋カープ |
神宮 |
“大荒れ”の立ち上がり
神宮は立ち上がりから激しい点の取り合い。プロ初勝利を目指す奥川恭伸が初回に5安打4失点も、味方打線がすぐさま試合を振り出しに戻した。
前回登板から中10日の奥川は初回、菊池涼介と田中広輔の1・2番から簡単に二死を奪うも、3番・西川龍馬の打球が二塁手・山田哲人のグラブを弾いて右前へ抜けると、さらに4連打を浴びて4失点。昨秋のプロ初登板でKOされた赤ヘル打線に捕まってしまう。
それでも直後の1回裏、1番・山崎晃大朗が右前打で出塁すると、2番・中村悠平も中前打で一・二塁のチャンスメーク。3番・山田の打球は平凡な左飛かと思われたが、これを左翼手・松山竜平が目測を誤り左前安打となると、村上宗隆がカウント0-2から押し出し四球を選び反撃の狼煙。
なおも無死満塁から2者連続犠飛でさらに2点を返すと、2本目の左犠飛の間に一走・村上が二塁を陥れる好走塁。ヘッドスライディングで得点圏に進んだ村上は、直後の7番・西浦直亨の左前安打で同点のホームに生還した。
奥川は連打を浴びる苦しい立ち上がりとなったが、1回終了時点で早くも4-4の点取り合戦。2回表の先頭・中村祐太に対しカウント1-1となったところで開始直後から振り出した雨が強くなり降雨中断となるなど、“大荒れ”の幕開けとなった。