2回7失点の炎上から1週間
日本ハムの吉田輝星投手が9日、イースタンリーグのヤクルト戦に先発登板。7回を106球8奪三振、被安打8、与四球0の1失点と試合を作り、勝利を収めた。
吉田は4月2日のロッテ戦に登板するも、2回を64球、守備陣のミスなども絡み被安打4、与四球3の7失点(自責2)という結果に終わり、一軍登録を抹消。再昇格を目指すマウンドで安定したピッチングを披露した。
初回は一死後に2本の内野安打を許したが、2つの三振を奪ってピンチを切り抜けると、2回の先頭打者・濱田太貴からも空振りの三振を奪って3者連続三振。後続も打ち取り、三者凡退で終えた。3回にも内野安打による走者を許したが、この回も2つの三振を奪うなど、3回までに5奪三振と圧巻のピッチングを披露する。
先制点をもらった直後の4回は三者凡退だったが、2点のリードとなって迎えた5回、先頭の長岡秀樹に二塁打を許すと、二死まで漕ぎ着けたものの、1番・武岡龍世に甘く入った変化球を捉えられ、適時二塁打で1点を返された。それでも後続を打ち取り、再び先頭にヒットを許した6回も2奪三振で後続をシャットアウト。7回も連続長短打で無死一、三塁のピンチを背負ったが、後続を浅い右飛、空振り三振、左飛に仕留め、無失点で切り抜けた。
一方の打線は、4回に宮田輝星の適時打で先制すると、5回には田宮裕涼、6回には石川亮の適時打で1点ずつを加点。7回にも清宮幸太郎らの適時打で一挙5得点を奪い、試合を決めた。9回裏に3番手の秋吉亮が被弾したが、試合は9−2で日本ハムが勝利している。