「記録に残らないエラーが多い」
オリックスは終盤に守備の乱れから逆転を許し日本ハムに敗れ5割復帰ならず。
7回にT-岡田の二塁打で均衡を破ったオリックスだが、直後の8回、1死一塁で中田翔のゴロをセカンド太田がフィルダースチョイス。続く、野村の併殺コースのゴロをショート大城が送球を手間取りダブルプレーに失敗。二死一、三塁で平野佳が淺間に逆転のタイムリーツーベースを打たれ試合をひっくり返された。
守備の乱れで逃げ切りに失敗したオリックスについて、9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の真中満氏は、「記録にエラーはつかないがアウトを取れるはずの場面で取れていないケースが非常に多い」と指摘。「ピッチャーがなかなか(リズムに)乗っていけないし、(野手が)しっかり守ってあげないと苦しい。(逆転打を打たれた)平野が気の毒だった」と苦言を呈した。
オリックスのチーム失策数は11でリーグトップでそのうち太田が4つ(リーグ最多)、紅林と佐野皓が2つずつ。いずれも今季レギュラーに抜擢された若手選手だけに「一軍で起用しながら育てる」という難しさが序盤で浮き彫りになった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』