反撃の口火を切る3安打
ソフトバンク戦に先発出場した楽天の辰己涼介は5号本塁打を含む3安打の大活躍でチームを価値あるドローに導いた。
1番打者で先発出場した辰己は初回にレフト前で出塁すると、7点を追う3回にはソフトバンク高橋礼の90キロのカーブを捉え、右翼スタンドに5号ソロ。さらに、5回無死二、三塁でセンターへのタイムリーヒットを放ち、4打数3安打3打点の大暴れ。
辰己について、10日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の井端弘和氏は、「長打もあるし、足も速い、守備も上手いので非常に良い1番バッター」と評価。「先頭で長打がある打者は『ヒットでもいい』と思って投げられないので投手は嫌だと思います」と長打力が相手投手に与える影響についても言及した。
3年目の今季は開幕戦で「初回初球先頭打者本塁打」を記録するなど、打率.322(リーグ3位)、5本塁打(リーグ2位)、12打点(リーグ3位タイ)と好調をキープ。不動のリードオフマンとして首位を走るチームの躍進を支えている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』