2021.04.15 18:00 | ||||
阪神タイガース | 4 | 終了 | 0 | 広島東洋カープ |
甲子園 |
佐藤輝に負けじ!輝き放つルーキー
セ・リーグの首位を快走する阪神が今季最長の5連勝。広島との今カード2戦目は大山悠輔に待望の今季1号が飛び出し、ドラフト1位ルーキーの佐藤輝明が2試合連発となる5号2ラン。投打が噛み合い貯金を「9」に増やした。
今季初の“OS砲”揃い踏みがハイライトになった裏で、ドラフト6位ルーキーの中野拓夢も2安打1四球で3出塁と下位打線で躍動。日に日に輝きを増す背番号51が、またしても甲子園で存在感を示した。
4試合連続で「8番・遊撃」で先発した中野は、第1打席こそ左腕・床田寛樹が投じた外角いっぱいの147キロで見三振に倒れたものの、4回の第2打席は右三塁打、6回は長身右腕のコルニエルから右線二塁打で好機を演出。8回二死走者なしで迎えた第4打席も8球粘って四球をもぎ取った。
15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた金村義明氏は「ドラフト6位の中野。彼はレギュラー獲りますよ」と太鼓判。「キャンプの初日から目立ってました。軸はブレませんし、小力もありますから」と、春先から打撃で好アピールを続ける小兵を絶賛した。
またディフェンス面についても「ショートは上手いんですよ。スローイングもいいですし。どういうわけかキャンプではセカンドばっかりやらされてたんですよ。(遊撃と二塁は)体の使い方が逆でしょ?だから変な動きだったんですよ。ショートで使い出すと水を得た魚のよう。肩も良いんですよ」と終始べた褒め。
今季の開幕戦は昨季「遊撃」でチーム最多の91試合に出場した木浪聖也がスタメンに名を連ねていたが、矢野監督は4月10日からドラ6ルーキーをスタメン起用。金村氏は「(木浪は)心中穏やかじゃないかもしれないですけど、中野を代える必要がないですから。ずっと結果出してますからね」と若虎が食い込んだ遊撃争いに言及していた。
中野は途中出場も含めてここまで13試合に出場し、24打数12安打の打率5割。アーチを描くドラ1・佐藤輝に負けじと輝きを放っている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』