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中日・柳が8回14奪三振の快投で今季初勝利!斎藤雅樹氏は「プレートの位置」と「縦スラ」に注目

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中日・柳裕也

左打者を翻弄した「縦スラ」


 中日が連敗を4でストップ。

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 柳裕也が広島打線を8回14奪三振で無失点に封じる快投を見せ、今季初勝利を掴んだ。




 大野雄大と並ぶ投手陣の柱として期待がかかるプロ5年目・26歳の右腕。

 今季は最初の登板となった広島戦こそ4回3失点で降板して黒星がついたものの、その後は立ち直って8回無失点、6回2失点と力投。

 16日の試合は今季初勝利をかけて、今季初登板でやられている広島との“リベンジマッチ”となった。



 立ち上がり、一死から2番の羽月隆太郎に二塁打を浴びると、3番・西川龍馬の当たりはライト頭上への大飛球。これはフェンス直撃の二塁打となるが、二塁走者はフェンスに当たった瞬間のスタートとなったため、連続二塁打なのに点は入らず、一死二・三塁という珍しい形に。

 いきなりピンチを迎えた柳だったが、鈴木誠也は8球を要しながらもフルカウントから空振り三振。坂倉将吾も二ゴロに仕留め、大事な初回を無失点で切り抜ける。

 3回も一死から好調・菊池涼介に安打を許し、犠打と四球で二死一・二塁。さらに鈴木には三塁への内野安打を許し、二死ながら満塁となったが、坂倉のピッチャー返しは打球を弾くもその後を丁寧に処理。序盤のふたつの山を乗り越え、柳にスイッチが入る。


 4回は三振ひとつ、5回は三振ふたつを奪って三者凡退で片づけると、6回は空振り三振の後に鈴木に二塁打を浴びるものの、後続を連続三振。すべてのアウトを三振で奪って見せる。

 7回も三振ひとつで三者凡退に斬ると、続投した8回は一死から羽月に安打を許したが、西川と鈴木の中軸を連続三振。8回を投げて116球、被安打は6本も三振14個を奪う快投で、スコアボードに8つのゼロを並べた。


 得点力不足に悩んでいた打線も、4回に3番で起用された福留孝介が適時二塁打を放って先制。

 7回には根尾昂が2点適時打を放ち、8回は三ツ俣大樹がライトフェンス直撃の2点適時二塁打。5-0とリードを拡げ、9回はライデル・マルティネスが見事な3人斬り。

 投打の歯車がガッチリと噛み合い、中日が広島に快勝。柳に今季初勝利がついた。


 この日の柳のピッチングについて、17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の斎藤雅樹氏は、「非常に素晴らしかった」と手放しで賛辞を送る。

 好投の要因については、投球時に踏みきる“プレートの位置”に注目。「プレートを三塁側に戻したらしいですね。カットボールやスライダーが得意な投手は、三塁側から投げた方が投げやすいと思うんですよ」と、60センチほどの板の上での“微調整”が大きな結果につながったことを指摘。

 つづけて、投げ込んだボールに関しても、「まっすぐも良かったですし、特に縦スラが非常に良くて、左バッターが膝下に入ってくるボールを空振りしてましたよね。それもベース盤のなかの上下の変化なので、打者はどうしても振ってしまう」と解説。

 打者に向かっていく角度、投じる直球の球威と変化球のキレ味、さらにボールを操るコントロール…。そのすべてがマッチした結果が、この日の8回無失点・14奪三振につながったのだと語った。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』
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