「このチームにフィットする選手だと思う」
楽天のルスネイ・カスティーヨ外野手(33歳・レッドソックス)とブランドン・ディクソン内野手(29歳・タイガース)の新外国人2選手が23日、一軍に合流。出場選手登録された。
2選手は先月29日に来日。14日間の隔離期間を経て、今月15日のイースタンリーグ日本ハム戦(鎌ヶ谷)から二軍戦での出場を続けていた。
23日の西武戦を前に、石井一久GM兼監督は、「みんな揃ってきたので、我慢の4月だと思うが、反撃の態勢を整えて、これから続く長いシーズン、しっかりとやっていこうと思う。(2選手とも)勝利に貢献してほしいのは間違いない。沢山、ホームランを打ってほしいとかヒットを打ってほしいではなくて、チームのピースとしてしっかりと補ってもらえれば。このチームにフィットする選手だと思う。ライトだったりレフトだったり、内野の守備、ファーストもそうだが、いろんな形で選手をくるくる回していけるようなピースとして期待している。いろんな役割をやってほしい」と話した。
なお、22日までの二軍戦において、カスティーヨ外は7試合に出場。打率.348(23-8)で本塁打なしも3打点という成績。ディクソンも7試合に出場しており、打率.350(20-7)、2本塁打で5打点の成績を残している。
コメント
▼ ルスネイ・カスティーヨ
ようやくここに来れて本当に嬉しく思う。ここから先は、自分のできることをぜんぶやって、チームの目標があるので、少しでも力になれるように頑張りたい。
マイアミの自宅で来日できるまでやっていたが、しっかりと打つトレーニングも含めてできる限りのことはやってきた。
(来日後の隔離期間が)14日間あったが、ありがたいことに練習ができる場所とか時間を提供していただけたので、そこでもできる限りのことはした。その後、きのうまで二軍戦でも試合に出られて、それも今の状態のためにはありがたい時間だった。もう準備はできていると思う。
パワーもそうだが、基本的にはスピードのところ、走るスピードでも自分ではいける選手だと思っている。スピードとパワーのコンビネーションを見ていただきたい。14日間、隔離生活があったが、2人の通訳だけでなく、関場コンデショニングコーチと倉持ブルペン捕手(副寮長)も練習を手伝ってくれた。その14日間が本当に大きかったので、感謝を伝えたい。
▼ ブランドン・ディクソン
ここまで来るプロセスは大変長いものがあったが、こうしてチームに合流することができて興奮している。これからは日本一へ向けて最善を尽くして、チームの為に頑張りたい。
(来日前は)オフの期間にいつもやっていることを引き続きアリゾナにいながらやっていた。チームのキャンプが始まったのと同時に、幸いなことに住んでいるアリゾナの近くにピッチャーが何人もいたのでそういう方々の協力を得ながらライブBPだったりバッティングを経験することができた。
今のコンディションはそのおかげもあっていいかな、と思っている。見てほしいところは守備に関してだが、ある程度いろんな場所の経験があるので、そのユーティリティー性のところ。打撃に関してはもちろんパワーであったり、いろんな方向に打つこともできるので、そういうところも見ていただけたら。一生懸命ハードにプレーする、そういう姿勢も僕のいいところだと思っているので、しっかり前面に出していけたらと思う。
(日本語について)『おはようございます』を『おざまーす!』という特有の言い方を覚えたので、皆さんに会ったら、朝の挨拶はできるが、それ以降の挨拶はまだわからないので、何も言えないかもしれない。そこはちょっとご了承ください。
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)