2021.04.23 17:45 | ||||
読売ジャイアンツ | 2 | 終了 | 1 | 広島東洋カープ |
東京ドーム |
女房役・大城が2ランで援護
巨人の菅野智之が広島打線を相手に9回1失点と好投。打っては女房役・大城卓三が決勝2ランを含む3安打2打点と活躍し、巨人が3連勝を飾った。
前回登板のDeNA戦で初勝利を完封で飾った右腕は、2回に連打と内野ゴロで一死二、三塁のピンチを背負うも、クロンと九里から三振を奪って先制点を許さない。その後はテンポ良くアウトを積み重ねていくと、5回裏に女房役が奮起。ヒットで出塁した香月一也を一塁において、ここまで好投を続けてきた九里からバックスクリーンに値千金の2ランを放ち、エースを援護した。
菅野は直後の6回表、先頭の鈴木誠也にフルカウントから左翼席にソロを被弾。1点差に詰め寄られたが、その後は危なげない投球を見せ、8回一死一、二塁のピンチも西川龍馬を併殺打に仕留めてピンチを切り抜けた。結局、9回のマウンドにも上がった右腕は、簡単に3アウトを奪って試合終了。試合後のお立ち台では、最小得点差での勝利に「めちゃめちゃ疲れました」と安堵した表情を見せ、「全神経を集中して投げたので今日はよく寝れそうです」と笑顔を見せた。
エースの好投に、原辰徳監督も「良い投手戦の中で丁寧に緩急、強弱つけながら良いピッチングをしたと思います」と評価し、「本来のピッチングができつつある。まだ伸び代があるでしょう」と、更なる活躍に期待を寄せた。これで菅野は完投で2連勝。チームも3連勝を飾り、同日の試合でDeNAに敗れた首位・阪神とのゲーム差を「1」とした。