阪神・佐藤輝明 (C)Kyodo News

○ 阪神 13 - 1 DeNA ●
<5回戦・甲子園>

 阪神はいずれも今季最多となる18安打13得点で連敗を「3」でストップ。ドラフト1位の佐藤輝はプロ入り最多の3安打4打点。ドラフト2位の伊藤将は、9回7安打1失点のプロ初完投で2勝目を挙げた。

 阪神打線が初回から爆発。DeNA先発・上茶谷に対し3番・マルテの左前適時打で先制すると、なおも一死満塁で佐藤輝が2点適時打を右前運び3-0とリードを広げた。8番・木浪も走者一掃の3点適時二塁打を右翼線へ運び、初回から打者11人を送り込む猛攻。一挙6点のビッグイニングとした。

 2回も無死満塁の好機を作り、佐藤輝が左中間フェンス直撃の2点適時打を放ち8点目。佐藤輝は6回の第4打席でも右中間突破の二塁打を放ち、1試合3安打と4打点はいずれも自己最多記録となった。木浪も6回の第4打席で右翼線への適時二塁打放ち、2安打4打点と大活躍。13試合ぶりのスタメン起用に応えた。

 大量リードに守られた伊藤将は、9回124球の力投。5回までに3併殺を奪うなどテンポ良くアウトを重ね、2勝目を新人最速となる完投で飾った。

 お立ち台には伊藤将、木浪、佐藤輝の3人が上がり、伊藤将は「(DeNA打線は)長打を打てる打者が多いので、低めに丁寧に投げた。あれだけ打ってくれるとピッチングが楽になる。本当に助かりました」と野手に感謝。木浪は「悔しい気持ちでずっと準備していた。(2安打4打点は)上出来だと思います。まずは守備をしっかりやって、それプラス、打撃で貢献していきたい」とレギュラー再定着を誓った。

 昨夜、右翼守備で手痛い失策を犯していた佐藤輝は「昨日の悔しさもあったので、打ててよかったです」と安堵の表情。「やってしまったことは返ってこない。1日1日しっかり全力でやった結果、今日はいい結果が出てよかったです」と振り返った。

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