2021.04.24 14:00 | ||||
東北楽天ゴールデンイーグルス | 2 | 終了 | 1 | 埼玉西武ライオンズ |
楽天生命パーク |
○ 楽天 2 - 1 西武 ●
<5回戦・楽天生命パーク>
楽天・田中将大が、8年ぶりの本拠地・楽天生命パーク宮城での登板で、6回68球3安打1失点。日本復帰後初勝利とともにNPB通算100勝を達成した。
お立ち台。「おかえりなさい」のインタビュアーの呼びかけに「ただいま!」と応えて、楽天の「18」番は笑顔を見せた。スタンドのファンを前に「なんか不思議な感じがします。でも、ものすごく嬉しいです」。
当初は3月27日の開幕2戦目で、本拠地での日本復帰初登板となるはずだった。しかし、右ふくらはぎを痛め(ヒラメ筋損傷)、無念の戦線離脱。
「開幕前に自分自身も怪我した時は驚いて、『なんで今なんや』っていうのがあったんですけど。こうして遅くなってしまったんですけども…またマウンドに上がって戻ってこれたので、良かったです」。
震災から10年。仙台へ帰ってきた。この日、スタンドには「『おかえり』ボード」が1万枚並び、田中将大のタオルを広げて応援するファンの姿があった。
「毎試合、自分のベストを尽くして最後まで戦う。そういうことしか僕にはできないので」と語りつつ、「ゲーム後、スタンドを見た時に僕のタオルを掲げてくれていたのがハッキリと見えたので。そうやって応援してもらえるということは、プレーヤーとしてはすごく幸せなことですし、勝ってその景色を見ることができたのですごく良かったです」。応援するファンへ「一緒に盛り上がって、また、東北ないしは日本を盛り上げていけたら」と思いをにじませた。
日本復帰初登板の前回17日・日本ハム戦(東京ドーム)で、中田翔と石井一成に本塁打を許した球種はストレートだった。
この日は1点リードの中、4回以降の3イニングをパーフェクトに抑えたが、全68球中、ストレートは24球。約35%の割合だった。序盤はスライダー、スプリット。3回に1点を失った後、4回からはカットボールも織り交ぜた。
「きょうも特別良かったわけではないですけども、ゲームの中でうまくアジャストして投球ができたかなと思うので。それがいい結果に繋がってくれた。相手がアグレッシブに来ていたので。そこが一番だと思いますけども、ゴロアウトだったり、いいスイングをさせなかった、(相手打者の)バランスを崩した、ということが一番じゃないですかね」と振り返った。
仙台で日本復帰後初勝利を飾ったのと同時に、日本での通算100勝も達成した。
「間がだいぶ空いていたんで、何かあまり実感がないんですけども、こうして勝つことができて、また皆さんとこの勝利を分かち合えたことが良かったと思います」とお立ち台で述べた田中将大。
ヒーローインタビュー後、あらためて「あと1勝すれば、というのはもちろんわかっていましたけども、間が7年空いていたので…あまり実感がないというか。それよりも今シーズン初勝利を挙げられた、チームが勝った、という喜びの方が大きい」と穏やかな表情で語った。
「スタートで僕自身、出遅れてしまったので、巻き返せるようにほかのピッチャーに負けないように頑張りたいと思います」。
新たなスタートをようやく切った田中将大は、ファンの前で力強く誓った。
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
<5回戦・楽天生命パーク>
楽天・田中将大が、8年ぶりの本拠地・楽天生命パーク宮城での登板で、6回68球3安打1失点。日本復帰後初勝利とともにNPB通算100勝を達成した。
お立ち台。「おかえりなさい」のインタビュアーの呼びかけに「ただいま!」と応えて、楽天の「18」番は笑顔を見せた。スタンドのファンを前に「なんか不思議な感じがします。でも、ものすごく嬉しいです」。
当初は3月27日の開幕2戦目で、本拠地での日本復帰初登板となるはずだった。しかし、右ふくらはぎを痛め(ヒラメ筋損傷)、無念の戦線離脱。
「開幕前に自分自身も怪我した時は驚いて、『なんで今なんや』っていうのがあったんですけど。こうして遅くなってしまったんですけども…またマウンドに上がって戻ってこれたので、良かったです」。
震災から10年。仙台へ帰ってきた。この日、スタンドには「『おかえり』ボード」が1万枚並び、田中将大のタオルを広げて応援するファンの姿があった。
「毎試合、自分のベストを尽くして最後まで戦う。そういうことしか僕にはできないので」と語りつつ、「ゲーム後、スタンドを見た時に僕のタオルを掲げてくれていたのがハッキリと見えたので。そうやって応援してもらえるということは、プレーヤーとしてはすごく幸せなことですし、勝ってその景色を見ることができたのですごく良かったです」。応援するファンへ「一緒に盛り上がって、また、東北ないしは日本を盛り上げていけたら」と思いをにじませた。
日本復帰初登板の前回17日・日本ハム戦(東京ドーム)で、中田翔と石井一成に本塁打を許した球種はストレートだった。
この日は1点リードの中、4回以降の3イニングをパーフェクトに抑えたが、全68球中、ストレートは24球。約35%の割合だった。序盤はスライダー、スプリット。3回に1点を失った後、4回からはカットボールも織り交ぜた。
「きょうも特別良かったわけではないですけども、ゲームの中でうまくアジャストして投球ができたかなと思うので。それがいい結果に繋がってくれた。相手がアグレッシブに来ていたので。そこが一番だと思いますけども、ゴロアウトだったり、いいスイングをさせなかった、(相手打者の)バランスを崩した、ということが一番じゃないですかね」と振り返った。
仙台で日本復帰後初勝利を飾ったのと同時に、日本での通算100勝も達成した。
「間がだいぶ空いていたんで、何かあまり実感がないんですけども、こうして勝つことができて、また皆さんとこの勝利を分かち合えたことが良かったと思います」とお立ち台で述べた田中将大。
ヒーローインタビュー後、あらためて「あと1勝すれば、というのはもちろんわかっていましたけども、間が7年空いていたので…あまり実感がないというか。それよりも今シーズン初勝利を挙げられた、チームが勝った、という喜びの方が大きい」と穏やかな表情で語った。
「スタートで僕自身、出遅れてしまったので、巻き返せるようにほかのピッチャーに負けないように頑張りたいと思います」。
新たなスタートをようやく切った田中将大は、ファンの前で力強く誓った。
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)