ヤクルトのサンタナ(左)とオスナ(右)

◆ 達川氏が評価「タイミングもとれてる」

 ヤクルトがソロ4発による一発攻勢で、中日を相手に同一カード3連勝。高津体制2年目にして初の5連勝で、巨人をかわし単独2位に浮上した。

 ヤクルトは1点を追う初回に2番・中村悠平の2号ソロですぐさま試合を振り出しに戻すと、4回に4番・村上宗隆の右越え8号ソロで勝ち越し。さらに一死後、6番・サンタナ、7番・オスナが2者連発となる来日1号ホームランを放ち、1イニング3本塁打の一発攻勢でリードを拡げた。

 25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に電話出演した田尾安志氏は「勢いをつけたのはホームランを打った両外国人。とくにオスナ。この人のバッティングは非常に柔らかくてどこのコースでも打てそうな気配がしている。大きな戦力になるのではないか」と、デビュー戦から11打数5安打の打率.455と当たっている背番号13に太鼓判を押した。

 一方で、来日3試合・9打席目での一発が待望の来日初安打となったサンタナについては「メジャーで77本打っているサンタナのほうが危ないというか…ウィークポイントを突かれそうな気配がするかな」と分析。

 この意見には同番組に解説で出演した達川光男氏も同調しており、「打順をみるとサンタナの方が前を打っているんですね。なのでサンタナの方が評価が高いのかなと見てましたけど、昨日今日と見る限りではオスナのほうがタイミングも取れているし、なんとなくパワーもあるような感じがします」と話した。

 とはいえ、両選手は未だ来日3試合目で10打席程度で、真価が問われるのはこれから。達川氏は「先発投手陣が少し弱いだけに、いまから夏場に向けて打撃陣がどんどん打っていかなきゃいけないですよね」と、新・ヤクルト打線のさらなる奮起に期待。ヤクルトの上位フィニッシュのためには新助っ人コンビの活躍が大きなポイントを握ることになりそうだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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