日本ハム・中田翔

◆ 2番・中田が4出塁で、3〜6番の中軸が7打点

 対ソフトバンク相手に昨年から11連敗中だった日本ハムが、不振に喘ぐ中田翔を2番に入れるなど打順にテコ入れ。その打線が機能し、13安打7得点で快勝し、対ソフトバンク戦の連敗を敵地で止めた。

 前日26日に還暦を迎えた栗山英樹監督は、今季も「4番」として起用してきた中田翔を、「2番」で起用。すると「2番・中田」が1安打3四球の計4出塁で2得点と役割を果たし、その後ろに入った西川遥輝、近藤健介、渡邉諒、大田泰示ら中軸で全7打点と、新打線が機能した。

 この采配について、日本ハムのOBで、27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた岩本勉さんは「今日の試合でメイクチャンスできたけど、その結果よりも2番に入れた栗山監督の気持ちを、中田翔本人がどう捉えたかの方がポイント」と指摘。

 さらに、このところの試合では7番や5番で起用していることにも触れ、「今まで入ったことのない打順で、今まで自分の周りの打者たちは何を目的に稼働していたのかというのを肌で感じさせるという、栗山監督の目的もあると思う。そして結局、あなたは看板選手の4番打者なんですよというところに収まり直すと思っている」との見解を示した。

 これには、電話解説で出演していた高木豊さんも「刺激でしょうね。中田の周りを固める打者の気持ちを感じ取って欲しいということじゃないでしょうかね」と同調した。

 そして最後に岩本さんは「今後、中田が4番にかえった時に。例えば塁に出た1番、2番、3番バッターがホームに帰ってくる。ベンチでグータッチ、ハイタッチというシーンも増えると思う。そういう一層の絆を生ませるために栗山監督はこういう打線を組んだと思っています」と続け、その意図を推し量りつつ、チームとしてのさらなる成長に期待を寄せた。

 まだまだ上位陣との差はわずか、様々な経験を糧にさらなる成長を遂げるであろう“4番”が、チームを新たなステージへと導く姿を、楽しみに待ちたい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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ベースボールキング編集部

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