2021.04.29 14:00 | ||||
埼玉西武ライオンズ | 2 | 終了 | 5 | 千葉ロッテマリーンズ |
メットライフ |
打点王・安田と打率2位中村で追加点
4位の西武に「0.5差」と迫られていた3位ロッテが、初回の攻勢と先発・岩下大輝の力投により5−2で勝利。西武との差を再び広げ、首位・楽天とのゲーム差を「1」とした。
ロッテは初回、西武先発・伊藤翔の乱調につけ込むことに成功。先頭の荻野貴司が四球を選ぶと、前日の試合でも一発を放っていた2番・レオネス・マーティンが甘く入ったボールを右翼席に放り込み、ロッテが2点が先制する。
さらに3番・中村奨吾が四球を選び、4番・安田尚憲は右飛に倒れるも、角中勝也が四球、一死一、二塁から井上晴哉と髙部瑛斗の連打で2点を加えて初回に4点を奪った。
その裏、不安定な立ち上がりを見せた岩下が2点を失うも、2回以降は源田壮亮のバントヒットと、若林楽人に与えた四球以外では走者を許さず、後を受けたハーマン、唐川侑己、益田直也が1人の走者も許さないパーフェクトリリーフで試合を示した。
打線は、5回に一死一塁から打率ランキングで2位(.330)に位置する中村奨がレフト戦への二塁打を放ち好機を拡大させると、打点ランキングでトップ(28打点)に立つ安田がしっかりと犠飛を放って加点した。
「本塁打」、「打点」、「打率」の各打撃部門で上位に位置する野手陣の活躍もあり、勝利を収めたロッテ。本塁打ランキングで断トツのトップに立ち、ロッテでは落合博満さん以来36年ぶり10号一番乗りを果たしたマーティンは、「ホームランの数は考えていない。考えているのはチームのために何ができるのか」とコメント。「なるべく早く味方ピッチャーを助けたかったので先制点を取れて良かった」と振り返り、チームの勝利に貢献できたことを喜んだ。
明日からは首位に立つ楽天の本拠地に乗り込んでの3連戦。この勢いのまま、一気に首位浮上を目論みたいところだ。