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「流動的に行くか、固定で行くか」…どうなる?ソフトバンクの“勝ちパターン”

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守護神不在のソフトバンク、今後はどうなる…? (C) Kyodo News

守護神・森が離脱の緊急事態


 ソフトバンクが終盤の3失点でまさかの逆転サヨナラ負け。

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 守護神の離脱がいきなり結果に現れてしまった。




 昨季まで7年連続でシーズン50試合以上に登板した鷹の鉄腕・森唯斗。

 3年連続で30セーブ以上をマークしている頼れる守護神は、今季もここまで13試合の登板で1勝0敗8セーブ、防御率1.38と安定したピッチングを見せていた。

 ところが、4月に入り利き腕とは反対の左肘に違和感を訴え、数試合ベンチ外となると、30日にはついに病院を受診。「左肘関節化膿性滑液包炎」との診断を受け、1週間程度入院して患部の様子を見ることが決まった。



 そんな緊急事態でも、カレンダーを止めることはできない。チームは大阪に乗り込んでオリックスとの試合に臨んだ。

 先発の石川柊太が7回を投げて2失点(自責は1)と力投を見せ、4-2とリードして終盤戦へ。いかにして方程式を組んでいくか、という部分に注目が集まる中、工藤公康監督は8回にリバン・モイネロを送る。

 慣れ親しんだ持ち場ではあったが、いきなり先頭の吉田正尚に一発を浴びて失点。通算5本目、対左では2019年7月2日の楽天戦で銀次に浴びて以来、実に668日ぶりという被弾で1点を失ってしまう。


 そして、4-3と1点リードの9回は岩嵜翔。経験豊富なベテランに託したが、結果的にはこれが誤算となった。

 連打で無死一・二塁とピンチを招くと、スリーバント失敗でひとつアウトをもらいながら、宗佑磨には粘られた末の勝負球が高めに浮き、左中間突破の二塁打。一気に走者が2人還り、これで4-5。逆転サヨナラ負けを喫した。


 エース・千賀滉大も不在という中、守護神も不在という状況で5月を迎えることとなったソフトバンク。

 この緊急事態をいかにして乗り切っていくのか…。30日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣も議論を交わした。

 野村弘樹氏は「きょうは8回にモイネロ、9回は岩嵜という形に。8回は吉田正尚からだったので、だからモイネロから行ったのかなということも考えられるし、打順によって流動的に行くのか、これで固定で行くのかどうか」と、この日の“順番”について言及。

 金村義明氏は「岩嵜は昨年も満塁本塁打を浴びるシーンがあったり、少し厳しい状況だと思うんですよね」としたうえで、「打たれたらもう一度行ってこい、というのが工藤監督の使い方。また岩嵜でいくのかな」と予想。

 最後に谷沢健一氏も、「こうやって終盤に崩れるようだと、ソフトバンクも思うような戦いができなくなりますよね」と語り、「モイネロがああやってホームランを打たれるのは初めて見た」と、吉田正尚に体勢を崩しながらもスタンドまで運ばれたシーンについて、驚きの声を漏らした。


 今年は9回打ち切りの特別ルールだけに、例年以上にリリーフ陣の強さが求められているペナントレース。

 ソフトバンクはこの苦境をどう耐えしのぐのか、次戦以降の工藤采配から目が離せない。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』
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