DeNA・坂本 (C)Kyodo News

◆ 運にも見放され…

 敵地・広島で連勝し、横浜に帰ってきたDeNAだったが、この日も野球の神様はホームチームに微笑むことはなかった。

 歯車は2回にいきなり狂った。初回に完璧な立ち上がりを見せた先発の坂本裕哉の左肩を、村上宗隆の強烈な打球が直撃。そのまま坂本は降板となり、序盤で早くも暗雲が立ちこめた。

 緊急登板の三上朋也は3回、青木宣親の打ち損ねた打球が内野安打となると、続く山田哲人の適時二塁打で2点を先制されるなど、流れはヤクルトへ。石田健大が懸命に回を跨ぐも、横浜初見参のケビン・シャッケルフォードが二死を簡単にとった後、オスナのあわやフェンスオーバーの二塁打を打たれると、サンタナにバックスクリーン弾を浴びて大勢は決した。

 4月1日に11点を取って以来、横浜で3点以上得点できない打線は、1回二死一、三塁、3回一死一、二塁、6回の無死一、二塁、7回無死一塁と走者は出すものの得点には結びつかず、結果的に今シーズン6回目の無得点試合となってしまった。

 試合後、DeNAの三浦大輔監督は、ホームベースが遠い現状に「たらればになるが、1本でも出ていれば展開が変わっていた。(ヤクルト先発・金久保の)力はあったが形は何とか作れた。あと1本が出なかった」と悔やんだ。また、本拠地で1勝12敗3引き分けの現状に「色々原因はありますけど、結果こうなっている。ファンの皆様になかなか勝ちを見せられないですけれど、また明日頑張るだけです」と声をふりしぼった。

 今シーズンの横浜スタジアムでは、国吉佑樹、入江大生、三上朋也に打球が直撃し、微妙なリクエストは覆らず、送球がバッターランナーに当たるなど、様々な不運に見舞われている三浦ベイスターズ。明日からは5月。反撃に向けて「そうなるようにやって行くだけです」と、前を向いた指揮官。月が変われば“ツキ”も変わることを信じたい。

取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

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ベースボールキング編集部

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