新加入のロドリゲスや高濱、今川、郡も陽性
日本ハムは1日、すでに発表されていた新型コロナウイルスの陽性者に加え、新たに4選手とコーチ1名、チームスタッフ2名が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことを発表。
チームから多数の陽性者が発生した事態を重く受け止めるとともに、感染拡大防止の観点や、管轄保健所と調査を進めながら今後の対応を協議するため、あす5月2日(日)に開催予定だった西武戦は中止となることが決まった。
日本ハムは4月30日(金)に中島卓也、西川遥輝、清水優心の選手3名が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことを発表。
これを受けて、一軍の監督・コーチ、選手、チームスタッフ全員がスマートアンプ法のPCR検査を実施。全員の陰性が確認されていたため、30日(金)と5月1日(土)の西武戦は予定通りに行われたが、1日(土)に実施したPCR検査の結果、ロニー・ロドリゲス、高濱祐仁、今川優馬、郡拓也の4選手と飯山裕志内野守備コーチ、さらにチームスタッフ2名の新型コロナウイルス陽性が判明。
加えて、淺間大基も札幌市保健所より濃厚接触者と判定されたことも明らかとなった。
球団は「チームから多数の陽性者が発生した事態を重く受け止めるとともに、感染拡大防止の観点や、管轄保健所と調査を進めながら今後の対応を協議するため、明日5月2日(日)の埼玉西武ライオンズ戦(札幌ドーム)を中止させていただきます」と発表した。
なお、陽性者に発熱や体調不良等の症状はなく、現在は管轄保健所の指示に従って隔離措置が取られており、「早期回復を目指し療養に努める」とのこと。
あわせて行動履歴やチーム内の接触状況を早急に取りまとめ、「濃厚接触者の特定に向けて、保健所の調査に最大限協力してまいります」としている。
コメント
▼ 川村浩二球団社長
このたびは一軍チーム内において
新型コロナウイルス感染症の陽性者が多数発生し、
多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを
大変申し訳なく思っております。
明日の試合は安心安全の確保を最優先に考え、
中止せざるを得ないと判断しました。
苦渋の決断をどうかご理解ください。
また、対戦相手である埼玉西武ライオンズの関係者の皆様、
試合を楽しみにされていた両チームファンの皆様、
スポンサー・中継局をはじめ
関係各位に深くお詫び申し上げるとともに、
ご理解を賜りたく存じます。
ファイターズではこれまで外出や外食に関してルールを設け、
感染予防に細心の注意を払ってまいりましたが、
このような事態に直面し、ウイルスの猛威を痛切に感じております。
現在は日本野球機構や管轄保健所と連携を取り、
今後に向けた準備を整えてまいります。
これまで以上に感染症対策を徹底し、
いっそう気を引き締めて球団運営に臨みます。
陽性判定を受けた選手・スタッフには
しっかり療養に努めてもらい、
全員がまた元気な姿でグラウンドに
帰ってきてくれることを願っております。