エンゼルスの大谷翔平

● エンゼルス 3 - 8 レイズ ○
<現地時間5月6日 エンゼル・スタジアム>

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)は現地時間6日(日本時間7日)、本拠地で行われたレイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。

 3回の第2打席に本塁打を放ち、今季の本塁打は2ケタ「10」本に到達。レッドソックスのJ.D.マルティネスに並び、アメリカン・リーグのホームランダービートップタイに浮上している。

 前日は投手専念で6回途中84球を投げて無失点の力投。明けてこの日は「2番・指名打者」でラインナップに名を連ねた“二刀流”。

 最初の打席はコリン・マキューを前に空振り三振に倒れたが、3回の第2打席で見事な対応力を発揮する。

 二死二塁の場面で初球、やや内寄りのシンカーを積極的にスイングすると、凄まじい快音とともに打球は右中間スタンドへ。本人も打った瞬間に確信する当たりで、現地3日以来となる第10号の2ランを叩き込んだ。

 その後、第3打席は空振り三振に倒れたが、8回裏の第4打席は思い切り引っ張った当たりが一塁ベースに当たって大きく跳ねる幸運。守備固めで登場していた一塁手・筒香嘉智もどうにもできず、二塁手がボールを披露も一塁には投げられず内野安打に。

 この日は4打数2安打・1本塁打で2打点。打率を.273に伸ばし、今季の本塁打は2ケタ・10本に到達。出場28試合目での2ケタ本塁打は、自身の記録(44試合/2019年)を塗り替えるメジャー日本人選手の最速記録となった。

 また、今季は“二刀流”の完全復活に向けた歩みを進めていくなか、比較の対象としてたびたび登場するのが“野球の神様”ことベーブ・ルース。この日もまた新たな記録が掘り起こされる。

 ベーブ・ルースは1918年と1919年に「シーズン10本塁打以上」と「シーズン30奪三振以上」を達成しており、この記録は大谷も2018年にクリア。

 そしてこの日、2ケタ・10本目の本塁打を記録したことで、大谷も自身2度目の「10本塁打&30奪三振」を記録。キャリアで2度この記録を達成しているのは、ベーブ・ルースと大谷の2人だけ。またしても伝説に肩を並べることとなった。

 なお、チームは先発のアンドルー・ヒーニーが7回途中まで4安打、無失点の快投を見せたものの、リリーフ陣が大誤算…。

 ヒーニー降板直後に被弾で1点を失うと、8回にはまさかの1イニング7失点。試合をひっくり返され、そのまま3-8の敗戦。連敗が「5」に伸びている。

▼ キャリア2度の「シーズン10本塁打&30奪三振」

☆ベーブ・ルース
1918年:11本塁打/43奪三振
1919年:29本塁打/30奪三振

☆大谷翔平
2018年:22本塁打/63奪三振
2021年:10本塁打/30奪三振 ※現地5月6日時点

この記事を書いたのは

ベースボールキング編集部

ベースボールキング編集部 の記事をもっと見る

【PR】「ABEMA」がMLBを生中継
日本人選手の活躍を無料で視聴できる!

ABEMA × MLB2025

新しい未来のテレビ「ABEMA」では、2025シーズンのMLB公式戦を無料生中継! 平日のドジャース戦全試合を含む、レギュラーシーズン485試合を生中継で楽しむことができます。また、試合の名場面を試合終了後から楽しむことができる「ハイライト映像」も無料で視聴可能。

プレミアム会員なら一部のプレミアム限定配信試合も見放題で楽しめるほか、試合後1週間いつでもフル映像を視聴可能。さらに、みんなで観戦を楽しめる「コメント機能」、試合途中でも最初から視聴できる「追っかけ再生」など機能も充実。

スマホ、PC、タブレット、TVなどマルチデバイスでどこでも観戦できる「ABEMA」でMLBを堪能しよう!

POINT

大谷翔平をはじめ日本人選手が活躍するMLBを無料で視聴可能! TV視聴も可能!

② プレミアム会員なら有料試合も見放題。コメント機能や追っかけ再生で楽しみ方も充実!

③ ABEMAプレミアムは広告なし見放題(月額1,080円)広告あり(月額580円)から選べる!

もっと読む