最速156キロで自責は「0」
ロッテの佐々木朗希投手が8日、森林どり泉で行われたイースタン・リーグの楽天戦に先発登板。6回を85球、被安打4、与四死球2、奪三振6の1失点(自責0)という内容で投げきり、5度目の先発登板で初白星を手にした。試合はロッテが藤原恭大の2ランなどで終盤に突き放し、7−1で勝利を収めている。
佐々木朗は初回をわずか10球で三者凡退に抑えると、2回には一死後に初安打を許すも捕手・植田が盗塁を刺し、この回も3人で終えることに成功。すると3回表、味方打線が二死からの連続四球と菅野剛士、髙濱卓也の連打で2点を奪い、佐々木朗を援護した。
2点をもらった佐々木朗はその裏、二死後にヒットと失策で一、二塁となり、吉持に適時打を許したが、なおも二死二、三塁というピンチで3番・山﨑を空振り三振に仕留めた。その後、4回を7球で終えた右腕は、5回、6回と走者を出したものの要所を締め、6回まで1点のリードを守り切った。なお、この日の最速は、5回に計測した156キロでファウルだった。
試合後、佐々木朗は「勝ち投手というよりは先発としての仕事ができたことが良かった。今日は相手がストレートを狙ってきていると思われる中で、ファウルにしてカウントをとれたり、ストレートで勝負して抑えることができて良かった」とコメント。ストレートへの手応えを口にしつつ、試合を作るという先発の役割を果たせたことに満足感を示した。