◆ 2安打無失点、11奪三振と圧巻の投球
先発の柳裕也が8回2安打、11奪三振、無失点と圧巻のピッチングで3勝目を挙げた。
柳は3回、2死から連続安打と四球で満塁のピンチを招いたが、安部友裕を三振に仕留める。3回以外は一人の走者も許さない快投で広島打線を翻弄。8回(122球)を投げて2安打1四球、圧巻の11奪三振で無失点とゲームメイクした。
9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた高木豊さんは「左打者への外角低めのボールが機械のように決まっていた。(打者が)振らなかったらストライクかもしれないという微妙なところに投げれるコントロールが素晴らしかった」とこの試合の内容を振り返り。「変化球の外の出し入れで三振を取れる。これができるのはセ・リーグを見渡してもこのピッチングができるのは今、柳くらいしかいないんじゃないかと。それくらい(ボールの)精度がもの凄く良かった」と大絶賛した。
今季3勝目(1敗)を記録した柳は奪三振数58(リーグ1位)、防御率1.72(リーグ2位)と抜群の安定感を誇っている。