2021.05.11 17:45 | ||||
北海道日本ハムファイターズ | 1 | 終了 | 9 | オリックス・バファローズ |
東京ドーム |
規定投球回到達で山本由伸を抜き去る
オリックスの高卒2年目左腕・宮城大弥が11日の日本ハム戦(東京ドーム)に先発登板。8回を投げて111球、被安打4、無四球の1失点という圧巻の投球内容で開幕から無傷の4連勝を飾った。
オリックスは初回、4番・杉本裕太郎の右中間スタンドの看板を直撃する特大2ランで先取点を奪うと、その裏のマウンドに上がった宮城が一死後に杉谷拳士にソロを被弾。プロ初の被本塁打となったが、後続を難なく抑えると、味方打線が3回に吉田正尚の適時二塁打と杉本の犠飛で加点する。その後も4回にT-岡田の2ラン、6回には紅林弘太郎の適時二塁打と吉田正の押し出しで3点を加えた。
一方の宮城は、2回二死から樋口龍之介に中安打を許したのを最後に、19打者連続で凡打に仕留める快投。「各回の先頭打者にいいイメージで投げられたのが良かった」と、3回から7回まで連続で三者凡退に抑えた。8回二死から連打を許したが、最後は万波中正から三振を奪って8回1失点で降板。最終回は漆原が締めてオリックスが9−1で快勝した。
勝利投手となった宮城はリーグトップタイの4勝目を挙げ、規定投球回にも到達。8回1失点で防御率を「1.45」とし、防御率1.92でリーグトップに立っていた同僚の山本由伸をかわして、勝ち星と防御率の2冠状態に。宮城は現在の状況に「あまり想像できなかった自分がいる」と振り返りつつ、負けるまで切らないと言っていた髪については「切りたいです(笑)」と意外な返答を見せると、「相当長くなったら切ります」と、験担ぎにはこだわらない姿勢を示した。