広島・森下暢仁 (C) Kyodo News

◆ 「もうひとつの違うピッチングができていた」

 12日に神宮球場で行われたヤクルト-広島の一戦は、互いに決め手を欠いて0-0の引き分け。

 ヤクルトの先発・田口麗斗、広島の先発・森下暢仁がともに7回無失点という好投を見せ、白熱した投手戦となった。

 結果だけ見れば同じ「7回無失点」も、森下は終始苦しい投球を強いられていた。

 7イニングスを投げて球数は今季最多の127球。「6四死球」というのは昨年7月31日の巨人戦(5四球+1死球)でも記録していたが、「6四球」はプロ入り後ワースト。

 そんな中でもスコアボードにゼロを並べ、7回一死一・二塁のピンチも山崎晃大朗を右飛に斬り、二死二・三塁となっても中村悠平を二飛に仕留めて7回無失点でマウンドを降りている。

 この日の森下の姿から「凄さ」を感じたと語ったのが、12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の谷繁元信だ。

 「今日はアンパイアとの相性があまり良くなかったのか、際どいところがことごとくボールと言われていた」と振り返りつつ、「もう少し甘く入れないといけないな、というところからシュート回転して甘いところに行き始めて、それでは危ないな、ということで今度は力み始めた。こういうところも考えながら、もうひとつの違うピッチングができていた。森下の凄さを見させてもらいましたね」と、苦しい状況の中でも自分のできる範囲を模索しながら、試合を作った昨季の新人王を讃える。

 つづけて、この日の調子についても「悪かったと思います。チェンジアップはほとんど投げず、ストレート・スライダー・縦のカーブ、この3つが主になっていた。チェンジアップいつ投げるのかな、という感じでほとんど使わなかった」と語り、100%の状態ではない中でもしっかりと試合を作っていくことができる“強み”を強調した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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ベースボールキング編集部

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