解説者を唸らせた19歳・紅林の一打
オリックスは楽天のエース・涌井を攻略して快勝。4位に浮上した。
打線は初回、先頭打者の福田周平が楽天の先発・涌井秀章からセンターへの二塁打を放つと、続く宗佑磨の適時二塁打であっさり先制。その後も杉本裕太郎の適時打に、楽天守備陣のミスもあって初回から3点を奪った。
2回も二死から福田のセンター前ヒットと宗の適時三塁打、吉田正尚の適時二塁打と繋いで、3、4月度の月間MVPを受賞した涌井を3回で引きずり降ろすことに成功。その後も、4回に杉本の犠飛、5回には紅林弘太郎の3号3ランで加点し、大量9得点を奪って右腕を援護した。
この試合で開幕第3戦以来の2号3ランを放った19歳の紅林について、14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた大久保博元さんは「この打ち方をできるバッターはチームに一人か二人しかいない」と絶賛。「インコースの厳しいボールをファールにしないで腕をたたんでレフトの頭の上にホームランするのは(簡単に)できない」と技ありの一打を振り返り、「末恐ろしい選手になるかもしれない」と称賛した。
今季、高卒2年目でスタメンに抜擢された紅林は41試合中38試合に出場して、打率.232、本塁打2、打点12。一軍の壁に苦しみながらも才能の片りんを披露している。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』