田中将から値千金の逆転弾
オリックスが吉田正尚の逆転弾で2連勝。5割復帰に王手をかけた。
2点を先制されたオリックスは6回、一死から1番の福田周平がレフト前に運ぶと、宗佑磨も続いて一死1・2塁と楽天先発・田中将大からチャンスを作る。ここで打席に立った吉田正は2球目の甘く入ったツーシームを逆方向に弾き返すと、舞い上がった打球はそのまま左中間スタンドへ。フェンスギリギリの打球にリプレイ検証が行われるも、これが正式に本塁打と認められて8号逆転3ランに。3-2と試合をひっくり返すと、8回には4番の杉本裕太郎の犠飛でリードを広げ、継投で逃げ切った。
15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた真中満さんは田中将と吉田正の対決について「田中の投げたボールはおそらくツーシーム系のボールですがそんなに甘いボールではなかった。外角のいいところにいった球をレフトスタンドに運んだ吉田正が見事だった」と称賛。同じく解説を務めた平松政次さんは「芯を外れているんだけどあそこまで持っていけるパワーですよね。スイングが速い。田中も(打たれた後に)『あそこまで飛ぶのか』という感じだった」と見応えのある対戦を振り返った。
昨季、自身初となる首位打者のタイトルを獲得した吉田正は今季(15日終了時点)も打率.359(リーグ1位)、本塁打8(リーグ2位タイ)、打点25(リーグ4位タイ)と頼れる主砲として好調をキープしている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』