● オリックス 0 - 1 楽天 ○
<8回戦・京セラD大阪>
楽天のドラフト1位ルーキー・早川隆久投手(22)が被安打3、奪三振7の快投でプロ初完封を飾った。オリックス戦は今季2度目の対戦で初勝利。自身4連勝で、パ・リーグ単独トップの5勝目(2敗)を手にした。
早川は立ち上がりから緩急を自在にオリックス打線を翻弄。島内宏明の5号ソロで先制した直後の2回と6回に、先頭打者に二塁打を許してピンチを招いたものの要所を締めてゼロ行進。最速150キロのストレートとカットボール、チェンジアップのコンビネーションで凡打の山を築いた。
1点差で迎えた9回は「自分で行きます」と志願の続投。一死無走者から3番・吉田正尚に対してこの試合2個目の四球を出したが、4番・杉本裕太郎を三ゴロ、6番・T-岡田を空振り三振に仕留め圧巻の8K快投劇。わずか98球と、100球に満たない省エネ投球で27個のアウトを積み重ねた。
早川は試合後、「先週もリリーフの方に助けてもらったり、野手の方に大量得点をもらって勝ってきた。きょうは自分でチームに貢献できればと思って投げました」とコメント。「低めにしっかり制球できたのが良かった」とルーキーイチ番乗りの完封を振り返った。