2021.05.21 17:45 | ||||
埼玉西武ライオンズ | 7 | 終了 | 1 | 北海道日本ハムファイターズ |
メットライフ |
4番と5番に座る生え抜きベテランコンビが活躍
西武の山賊打線が11安打7得点と機能し、日本ハムに快勝。今月2度目の連勝で借金を「1」に減らし、4位に浮上した。
連日の二桁安打で復調の兆しが見え始めた山賊打線について、21日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた金村義明さんは、「昨日と今日はベテランのおかげで打線がつながった感じがします」とコメント。4番に座る中村剛也選手と、その後ろに控える5番・栗山巧選手のベテランコンビの復活をポイントに挙げた。
前日のソフトバンク戦では、1点差の6回に栗山がリードを広げるソロを放ち、直後の7回表に1点差に詰め寄られたが、その裏には中村を含めた中軸の連打で再びリードを広げ、勝利を手にした。
そして、迎えた21日の日本ハム戦では、同点に追いつかれた5回に中村が勝ち越しの2点滴時二塁打を放つと、栗山が四球で繋ぎ、その後の連続適時打を呼び込んだ。金村さんは「中村が勝負強さを発揮している」とも語り、チーム最多の打点数を稼いでいる今年38歳を迎える4番を称賛。
その5回をポイントに挙げたMCの野村弘樹さんが「(クリーンナップの)森、中村、栗山がいずれもフルカウントまでいっている。結果的に森と栗山は四球で中村はタイムリーを打っている」と、3人で9出塁した中軸の粘りについて触れると、金村さんは「伊藤も(相手が)強打者なのでコーナーを狙いすぎているというのもありますが、力のある中軸が粘っこい。最後の最後でボールを見切る力はすごい」と続け、相手投手を楽にさせなかったベテラン勢を含めた中軸の粘りを評価した。
その他にも、状態が上がりきっていなかった主砲・山川穂高に一発が出て、スパンジェンバーグも連日のマルチ安打と、打線に活気が出てきた西武。交流戦を前に、かつてリーグを席巻した山賊打線の完全復活となるのか、週末の試合からも目が離せない
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』