気になっていた「消極的」な姿勢
21日の試合は1-1の9回にチャンスを作りながらもホームが遠く、引き分けに終わった中日。
明けて22日も0-5から終盤で1点差まで迫り、9回に一死三塁のチャンスを作ったが、ここもあと一本が出ず…。巨人に敗れ、負け越しが今季最多タイの「7」となった。
5月に入ってから連勝がなく、なかなか勢いに乗れないというのが現状。
リーグトップの防御率を誇る柳裕也を筆頭に、規定投球回に到達している先発投手が3人もいるように、投手陣は踏ん張りながらも貧打に泣いている。
交流戦を前に嫌な流れを断ち切っておきたいところだが、22日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣は、少ないチャンスをモノにしていくための“キーマン”について語るシーンがあった。
現役時代、ドラゴンズひと筋で17年プレーした谷沢健一氏は、古巣の現状について「追い詰める試合はあるんだけどね…」と語りつつ、22日の試合で9回にチャンスを作った髙松渡に言及。
「このところ消極的になっているなと。二塁でスタメン出場した時にミスがあって、それからなんかこう思い切りがないな…と感じていた」と振り返り、「それが今日は9回に根尾が四球で出て、髙松が代走に送られて、初球でスチールを決めた」と積極的な姿勢を高評価。
つづけて、「もっともっと走ってもらいたいし、これをキッカケに上向いてくると思う」と、“足のスペシャリスト”の復調に期待を寄せた。
同じく解説者として出演した斎藤雅樹氏も、「素晴らしかったですね。初球から走るというのは勇気がいると思うんですよ。アウトになるわけにはいかないですから」とコメント。
こちらも「思い切ってスタートをスタートを切ることができたのは、彼にとって良い事。あしたからも楽しみですね」と、昇竜復活のキーマンについて語った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』