2021.05.23 14:00 | ||||
福岡ソフトバンクホークス | 7 | 終了 | 2 | オリックス・バファローズ |
PayPayドーム |
五輪出場権を目指しNPB在籍5選手が参戦
ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(25)は23日、本拠地で行われたオリックス戦の8回にリリーフ登板し、1イニングを1奪三振含む三者凡退に斬った。
淡々とスコアボードにゼロを刻む姿はいつもどおりの光景だったが、降板後には「森さんがブルペンにいなかったり、リリーフ陣が苦しい状況の中でチームを離れるというのは申し訳ない気持ちです」と、聞き慣れない挨拶。
続けて、「ただ自分が出来る事は、しっかり体調を整えて万全な状態でチームに帰ってくることだと思います。帰ってきたときには今よりもっといいパフォーマンスが出せるように頑張ります」と球団を通じてコメントしている。
モイネロはアメリカ・フロリダ州にて31日に開幕する東京オリンピック・アメリカ大陸予選に参加するキューバ代表に選出されているため、この試合を最後にチームを一時離脱。数週間の間、オリンピック本戦の出場権獲得を目指す代表選手として戦うことになっている。
アメリカ大陸予選に参加するキューバ代表には、ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ、同育成右腕のアンディ・ロドリゲス、中日のジャリエル・ロドリゲスとライデル・マルティネスも名を連ねており、NPB所属の5選手が参戦予定。
アメリカ大陸予選で1位通過すれば、最短で6月5日に五輪本戦の出場が決まるが、2~3位の場合はメキシコで開催される世界最終予選にまわり、台湾やオーストラリア、オランダなどと最後の1枠を争うことになる。
ソフトバンクと中日にとっては、数週間ものあいだ主力を欠いた戦いを強いられることになるが、選手個人にとっては母国の誇りを背負って挑む負けられない戦い。所属チームにとっても代表選手にとっても“勝負の1カ月”となりそうだ。
アメリカ大陸予選
▼ 開催地
フロリダ州
▼ 日程
5月31日~6月5日
▼ 参加8チーム(WBSCランク)
<グループA>
アメリカ(2位)
ドミニカ共和国(10位)
プエルトリコ(11位)
ニカラグア(15位)
<グループB>
キューバ(8位)
ベネズエラ(9位)
カナダ(13位)
コロンビア(14位)
⇒グループリーグとスーパーラウンドを経て1チームが東京五輪に出場
世界最終予選
▼ 開催地
メキシコ
▼ 日程
未定
▼ 参加6チーム(WBSCランク)
・チャイニーズタイペイ(4位)
・オーストラリア(6位)
・オランダ(9位)
・中国(22位)
・アメリカ予選2位
・アメリカ予選3位
⇒1チームが東京五輪に出場
東京オリンピック
▼ 開催地
・福島県営あづま球場
・横浜スタジアム
▼ 日程
7月28日~8月7日
▼ 参加6チーム
・日本(開催国)
・イスラエル(アフリカ欧州予選)
・韓国(プレミア12)
・メキシコ(プレミア12)
・未定(アメリカ予選)
・未定(最終予選)