2021.05.23 14:00 | ||||
中日ドラゴンズ | 4 | 終了 | 1 | 読売ジャイアンツ |
バンテリンドーム |
絶対的クローザーが五輪出場目指し離日
中日は1分け1敗で迎えた巨人とのカード3戦目を4-1で制し、今週を2勝1敗1分けで勝ち越し。借金を「6」に減らして2シーズンぶりの交流戦に臨む。
この試合は先発の福谷浩司が6回3安打1失点と好投し、7回は福敬登と谷元圭介、8回以降は又吉克樹とライデル・マルティネスが各1イニングを無失点に抑えリードを守りきった。
しかし、ライデル・マルティネスは5月31日から始まる東京五輪・アメリカ大陸予選に参戦するキューバ代表に招集されているため、この試合を最後に一時離脱。中日としては数週間に渡って絶対的守護神を欠いた戦いを強いられることになる。
23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、中日の“クローザーの代役”が話題に上がり、祖父江大輔、福敬登、又吉克樹の3投手を中心に解説者が議論した。
スタジオ出演した笘篠賢治氏は、外国人選手の入国制限の影響からシーズン序盤に9回を任され、今季5セーブを挙げている祖父江を推薦。「又吉くんと福くんは、その前の一ヤマ場というところで使いたい投手なので、祖父江くんあたりが適任じゃないか」と、3投手を比較した上での“9回・祖父江”を推した。
一方、電話出演した真中満氏は「祖父江の状態が良ければ“9回・祖父江”がベストだと思うんですけど、9回のマウンドはなかなか難しいと思うので、安定するまでは皆で回しても良いのかな」と、総力戦で守護神不在の穴を埋めることを提案。
「相手打者と投手の状態を照らし合わせながら、又吉、福、祖父江あたりで場面を考えながらの起用が良いのかなと思いますね」と、当面は代役を立てず、リリーフ陣を支えてきた3投手の併用で乗り切るブルペン運営を提言した。
キューバ代表はアメリカ大陸予選で1位通過すれば、最短で6月5日に五輪本戦の出場が決まるが、2~3位の場合はメキシコで開催される世界最終予選にまわり、台湾やオーストラリア、オランダなどと最後の1枠を争うことになる。
数週間に渡って守護神を欠く中日は、どのような投手起用で試合の最後を締めくくるのか…。交流戦の開幕カードから与田采配に注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』