ヤクルト・奥川恭伸 (C) Kyodo News

◆ 自己最多96球で1四球2失点

 ヤクルトの奥川恭伸が27日、神宮球場で行われた日本ハムとの交流戦に先発し、6回6安打2失点でプロ2勝目を挙げた。

 プロ入り最多の96球を投げ、9個の三振を奪った奥川は「三振を取れているのは良いことだと思いますので、今日のような投球を続けていきたい」と、自身に及第点を与えた。

 それでも、序盤に2点を失い「立ち上がりからゲームに入っていけるように」との反省点も口にし、次回以降の登板につなげていく。

 この日は試合前から雨が降り続き、あいにくのコンディションとなった。雨の日にマウンドに上がることの多い奥川だが「バッターと勝負することを忘れないように」と、気持ちを切らすことはなかった。

 6回2失点を最低限の目標に掲げている右腕。大いなる可能性を秘めた背番号「11」が、初めての交流戦の舞台で、チームの勝ち越しスタートに貢献した。

取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)

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