沢村賞左腕がまさかのノックアウト

　中日の大野雄大投手（32）が28日、日本ハムとの交流戦（札幌ドーム）に先発登板したが、4回11安打6失点と打ち込まれノックアウトされた。

　初回、1番・淺間、2番・髙濱にいきなり連打を許すと、3番・西川にも右翼・根尾の頭を越える安打を許したが、ここは二走・淺間の走塁ミスによる憤死で失点とはならなかった。しかし二死後、5番・渡邉に右中間突破の適時二塁打を浴び2失点。初回から4安打を集中される苦しいスタートとなった。

　3回は一死から西川、4番・近藤に連打を許し、またしても渡邉に中前適時打を浴び3失点目。4回は二死から連打と四球で満塁のピンチを招き、近藤に中堅・大島のグラブをかすめる走者一掃の3点適時二塁打を浴びた。

　大野雄はコロナ禍で交流戦が行われなかった昨季、11勝6敗、防御率1.82の好成績を残し沢村賞を獲得。日本ハム戦は過去4試合に登板し3勝0敗と好相性だったが、2年ぶりの交流戦でまさかのノックアウトを食らった。