◆ チームは守乱が響き敗戦も光った集中力
ロッテが本拠地ZOZOマリンで行われた広島戦でミスを連発。今季ワーストの1試合3失策に、ボークやワイルドピッチなども絡み、8点を奪いながら10失点を喫して試合に敗れた。
そんなミスの目立った試合だったが、28日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、この試合でレオネス・マーティンが見せた“神走塁”に注目。強打と強肩をウリとする助っ人の果敢な“走塁”に賛辞を送った。
まずは1回、一死から四球を選んで出塁すると、続く中村奨吾の飛球が左中間へ。上空に吹く強風の影響もあり中堅手が寄ってきた左翼手と重なりながらボールを捕球すると、マーティンが意表を突いて一塁からタッチアップで二塁を陥れた。
さらに5回には、一死一、二塁から中村奨吾とのダブルスチールで三塁に進むと、続くレアードの打球が高々と上がり強風に煽られながらセカンドの後方へ。これを二塁手の安部が体勢を崩しながら捕球すると、マーティンがタッチアップでホームを狙い、今度はホームを陥れた。
この走塁について言及した解説者の笘篠賢治さんは「この球場の特徴だとか風だとか、こういう場合には野手に捕りにくさが生まれ、次の送球に移る捕球ができないという先読みができている。だからこそ準備ができて、しっかりとしたスタートが切れる。素晴らしい選手」と、その集中力をベタ褒め。
同日の放送に電話出演した平松政次さんも「集中して野球をやっている。一番大事なこと」と同意すると、MCを務めた野村弘樹さんも「足が動くということは、当然コンディションも良くてバッティングも良いということ、まだまだ大暴れしそう」と続け、今後のさらなる活躍に期待を寄せた。
