63年ぶりの快挙
阪神ドラフト1位の佐藤輝明が1試合3本塁打の離れ業をやってのけた。
阪神は2回、6番・佐藤輝が11号ソロをバックスクリーンに運び先制。2-2の同点で迎えた6回はサンズの12号ソロに続き佐藤輝にも12号ソロが飛び出し、2者連続弾で4-2と勝ち越した。
その後、5-7と試合をひっくり返されたが、9回に重量打線が爆発。西武の4番手・ギャレットに対し3番・マルテの右前打で1点差に迫ると、4番・大山も左前適時打で続き7-7の同点に追いついた。なおも二死一、三塁と好機は続き、佐藤輝がこの試合3発目となる13号3ランを右中間席最上段へ。セ・リーグ新人の1試合3本塁打は、1958年の長嶋茂雄(巨人)以来、63年ぶりの快挙となった。
28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた平松政次さんは「両チームともいいバッティングだったけど、佐藤が全部良いところも持っていったね」と乱打戦に決着をつけた佐藤輝の3発を称賛。「(1本目の本塁打は)フォークボールに泳いでいるんだけど、バットの芯に当たったらここまで持っていける」とコメントし、2本目の本塁打については「最近は追い込まれたら軽く合わせるというか強振していないんですよね」と振り返り、「3本目もそんなに強振していないのにあれだけのホームランを打てる。だんだん、プロのピッチャーに慣れてきて、打席を重ねるたびに成長しているというバッティングだった」と怪物ルーキーの進化を絶賛した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』