約150キロの抜け球が顔面付近を通過
エンゼルスの大谷翔平選手(26)が28日(日本時間29日)、敵地オークランド・コロシアムでのアスレチックス戦に先発登板。3回に約150キロの抜け球が相手打者の顔付近を通過し、両軍ベンチから選手が飛び出す事態が起きた。
0-0の3回、無死一塁で右打者の1番・キャンハを打席に迎えた大谷。1ボール後の2球目、93.3マイル(約150.2キロ)の直球がキャンハの顔付近を通過した。危険なボールにキャンハがエキサイト。これにバッテリーを組むスズキも応戦し口論となった。一触即発のムードに両軍ベンチから選手が飛び出してきたが、球審が仲裁に入り乱闘は回避。大谷は申し訳なさそうに両手を振って冷静に対応した。
この日は投手に専念し、今季7度目のマウンドに上がった大谷。初回、先頭打者を四球で歩かせたが、4番・ブラウンをスプリットで空振り三振に仕留めるなど後続を3人で斬った。2回も二死から四球を与えたものの無失点。3回は先頭打者に初安打を許し上述の乱闘騒ぎがあったものの、スズキの盗塁阻止もありゼロを刻んだ。
4回以降もゼロを並べ、5回まで1安打無失点、4奪三振2四球の好投。しかし味方打線は6回まで得点を奪えず、勝利投手の権利は得られていない。