支配下目指し武者修行から帰還
西武は31日、今年3月末からルートインBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズに期限付きで派遣していた出井敏博投手(24)の派遣期限が終了することを発表した。
出井は9試合に登板して2勝1敗、防御率3.19という成績を残し、自身も「意識した」という30日の最終登板(栃木戦)では、7回無失点と好投。「ヒートベアーズの皆さんは本当に温かく、『今日は出井に勝たせよう』という声がベンチからもたくさんありました。そのなかで最後こうして抑えることができたのは良かったです」と、最後のマウンドを振り返った。
また、「ヒートベアーズは人間的にも素晴らしいチームで、ファンの皆さんもスタンドに僕の横断幕などを掲げて応援いただくなど感謝の気持ちでいっぱいです」と謝辞を述べ、「中6日で先発として投げさせていただいたなかで、登板日にいかにピークを持っていくか、という調整をすることができました。片山(投手)コーチ(兼野手)には、投球フォームの面でも新しい視点や気づきを与えていただきました。打者に対する攻め方や配球についても学びを得ることができたと思っています」と、有意義な時間になったことを明かした。
なお、明日6月1日からは、育成3年目の大窪士夢投手(20)が7月31日までの2カ月間、同球団に派遣されることになっている。