4番に復調気配

　ヤクルトの村上宗隆が1日、神宮球場で行われた楽天戦でリーグトップタイの15号2ランを放ち、チームの勝利に貢献。2試合連続の一発で4番が復調気配だ。

　2点差を追いかけるヤクルトは7回、四球や暴投などが絡み同点に追いつくと、3番の山田哲人がセンターへ犠飛を放ち勝ち越しに成功。続く4番の村上が放った打球は、ライトスタンド上段近くへと吸い込まれた。

「テツトさんのおかげで楽に打席に入れて、チームの流れで打たせてもらいました」。

　一昨日のオリックス戦（京セラD大阪）では、左中間スタンドへの14号2ランを放ち、これが26打席ぶりの安打で、今季の交流戦での初安打にもなった。

　なかなか状態が上がってこなかったものの、「これからもっともっとたくさん打てるように頑張りたい」と、力強く語った村上。頼れる4番がチームを勝利へと導く。


取材・文＝別府勉（べっぷ・つとむ）