逆転の絶好機をバントミスで逃す
ヤクルトは終盤のチャンスを生かせず逆転負けを喫した。
ヤクルトは1点を追う7回、青木宣親の右前打とサンタナの四球で無死1、2塁の好機を作る。しかし、続く元山飛優が送りバントを試みるも捕飛と痛恨の失敗。その後、塩見泰隆の四球で2死満塁としたが、中村悠平が見逃し三振に倒れ絶好機を生かせず、試合は「1-3」で敗れた。
2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた大矢明彦さんは元山の犠打失敗について「丁寧にきちっと転がさないといけない場面でバントが雑だった」と指摘。「1アウト1、2塁と2、3塁では(代打の切り札の川端慎吾)テンションも違ってくる」と逆転への流れを断ち切ることになったミスに苦言を呈した。同じく解説を務めた高木豊さんは「バッティングの時も脇を締めろと言うがバントでも一緒。右脇が開くと失敗する確率は高くなる」とバントの構えについても言及した。
大矢氏は「ノーアウト1、2塁で左バッターのバントが難しいという人が多い」という意見についてMCを務めた真中満さんは「3塁線に強く(転がす)というのが基本なんですが、ピッチャーに捕られてサードにフォースアウトもあるので難しいんですよね。ピッチャーの前に転がすのが一番いいのかなと」とコメントした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』