若き大砲候補が、一軍戦で“再会”…

◆ ともに将来の中軸候補

 2年ぶりの開催となった『日本生命セ・パ交流戦』も、早くも折り返し。古巣対決やアマチュア時代のライバル対決の実現など、普段とは違う相手との戦いが様々な話題を呼んでいる。

 6月4日からマツダスタジアムで開催される広島-楽天の3連戦では、かつて同じユニフォームを着て聖地・甲子園を沸かせたチームメイト2人の直接対決に注目が集まる。

 広島のプロ3年目内野手・林晃汰と、楽天のプロ2年目内野手・黒川史陽。

 この2人はどちらも高校野球の名門・智辯和歌山高の出身で、林が3年・黒川が2年時の春のセンバツ(2018年)では準優勝を経験している。

 1年先輩の林が2018年の秋にドラフト3位で広島から指名を受けると、黒川は1年後に楽天から2位指名を受けてプロ入り。ともに将来の中軸候補として、大きな期待を背負っている。

 入団した年こそ違えど、それぞれ1年目は二軍でみっちりと鍛えられ、林は102試合に出場。打率こそ.225だったが、7本塁打をマークするなど、自慢の長打力を見せつけた。

 黒川も1年目から57試合に出場して6本塁打を記録。こちらは打率も.297と、高卒新人とは思えぬ打撃センスを発揮していた。

◆ 数年後には球界を代表する打者に…?

 先に一軍でデビューしたのは、1年後輩の黒川の方だった。

 昨年9月、高卒1年目ながら一軍初昇格を果たすと、いきなり初打席で犠飛を放ち打点を記録。結局、1年目は一軍で10試合に出場。14打数2安打(打率.143)に終わったが、貴重な経験を積んだ。

 一方の林も、2年目の昨年10月に一軍デビュー。4試合に出場し、8打数1安打(打率.125)という成績を残している。

 一軍定着を目指して迎えた今季は、ともに二軍からのスタート。先にチャンスをつかんだのは黒川の方だった。

 4月中旬に昇格即スタメンで起用されると、3試合連続でタイムリーを放つなどチームに貢献。その後は不調に陥り二軍に降格していたが、5月下旬に再昇格。3日のヤクルト戦では全4打席で3出塁(2打数1安打・1四球・1死球)と調子を上げている。

 林の方も現在は一軍で絶賛アピール中だ。

 チーム内に新型コロナウイルスの陽性者が出た影響で、5月中旬に緊急昇格。最初の試合で3打数2安打と結果を残すと、先月29日のロッテ戦でプロ入り初本塁打を放つなど、6試合で打率.421と好調を維持している。

 3日の日本ハム戦では5番で起用され、初のクリーンアップを経験。試合はノーゲームとなって記録は幻に終わったが、日本ハム・金子弌大から二塁打を放った。

 ともにレギュラー定着を目指すなか、2年ぶり開催の交流戦で実現した一軍の試合での“再会”。お互いに良い刺激を受けるのは間違いないだろう。

 数年後には球界を代表する打者に育っている可能性を秘める2人。出世争いはまだ始まったばかりだ。

文=八木遊(やぎ・ゆう)

【八木遊・プロフィール】
1976年、和歌山県出身。大学卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。日本にファンタジーベースボールを流行らせたいという構想を持ち続けている。

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この記事を書いたのは

八木遊

1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

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