2021.06.06 14:00 | ||||
中日ドラゴンズ | 0 | 終了 | 4 | オリックス・バファローズ |
バンテリンドーム |
2安打2打点! 16球粘っての適時打も
オリックスが交流戦で好調な中日相手に完封リレーを決め、3カード連続となる勝ち越し。交流戦7勝目で、首位まで1ゲーム差の4位につけている。
そんな好調なチームの中で攻守に渡る活躍が光ったのが、この日も「1番・中堅手」で起用された福田周平。2点を奪ってなおも、二死二、三塁という場面で驚異的な粘りを見せ、16球目をセンター前に弾き返し、貴重な3点目を挙げた。
福田は4回にも、二死一、三塁からレフトへ適時打を放ち、先発の増井浩俊を援護。さらに9回には、二死から阿部寿樹がセンター前に放ったヒット性の当たりをスライディングキャッチで好捕するなど、存在感を示した。
6日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた谷沢健一さんは、同放送の中で福田の打撃フォームに注目。「ストレートに対しても変化球に対しても心の中で(タイミングを)とっている。だから動きがなくてシャープで、ミート力も増す。変に足などを上げたりするとタイミングを外されたりする。(ロッテの)角中みたいなもの。それでいて当てにかからない。振り切っている」と語り、過去に2度、首位打者にも輝いているロッテのヒットメーカーの名前を例に挙げ、その打撃フォームを評価した。
プロ17年間で通算2062安打を放ち、通算打率も3割を超える谷沢氏を唸らせた打撃で、どこまでヒットを積み重ねていくのか。猛牛打線に厚みをもたらしているリードオフマンのさらなる活躍に注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』