2021.06.06 14:00 | ||||
阪神タイガース | 3 | 終了 | 8 | 福岡ソフトバンクホークス |
甲子園 |
40歳の左腕が元同僚の最多記録に並ぶ
ソフトバンクの40歳左腕・和田毅が6日、甲子園で行われた阪神戦に先発登板し、7回を4安打無失点に抑えて今季4勝目をマーク。交流戦通算の勝利数も26勝目とし、かつての同僚・杉内俊哉氏の持つ最多記録に並んだ。
セ・リーグの首位に立つ阪神の重量打線を相手に安定したピッチングを披露。4回には無死一、二塁というピンチもあったが、粘るサンズを左飛に打ち取ると、続く佐藤輝明、梅野隆太郎を連続三振に仕留めた。
6日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた谷沢健一さんは、佐藤輝から三振を奪った場面について「ストレートが要所を突いているから最後のチェンジアップが生きる」と評価。その後も「球数が増えてもフォームが変わらない。崩れない」と、その安定感のあるピッチングを称えた。
また、同じく解説者の池田親興さんも「今年は80球くらいを目安にして、調子がしんどくなったりしている時もあったけど、今日は最後まで真っ直ぐの威力が落ちなかった。立ち上がりに球数を使い過ぎるとしんどくなってくるんですけど、中10日を1回作ったことで調子が変わってきた」と振り返り、「今季初めて7回を投げ、変わってくるんじゃないかと楽しみになってきた」と、今後のさらなる活躍に期待を寄せた。
今季の和田は開幕から思うようなピッチングができていない試合が続いていたが、中10日を空けて復帰した5月23日のオリックス戦から3試合続けて5回以上、100球前後を投げ、2勝1敗と調子は上向き。1週間後、交流戦最多勝の記録更新をかけたマウンドでどのようなピッチングを見せてくれるのか、新記録樹立への期待は高まるばかりだ。
▼ 交流戦通算勝利数ランキング
26勝 杉内俊哉(巨人)
26勝 和田 毅(ソフトバンク)※
25勝 石川雅規(ヤクルト)※
25勝 涌井秀章(楽天)※
※=現役
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』