2021.06.06 14:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 2 | 終了 | 4 | 北海道日本ハムファイターズ |
東京ドーム |
援護に恵まれず5回90球で3敗目
コンディション不良で一時登録を抹消されていた巨人の菅野智之投手(31)は6日、本拠地で行われた日本ハムとの交流戦に先発。5月7日・ヤクルト戦以来、約1カ月ぶりの一軍登板は5回(90球)を投げて3安打2失点、無四球6奪三振の内容で、今季3敗目(2勝)を喫した。
小林誠司と今季初めてバッテリーを組んだ菅野は初回、先頭の五十幡亮汰に右前打と二盗を決められ、内野ゴロの間に先制点を献上。2回にはイニング先頭の5番・王柏融にカウント1-1から3球目のスライダーを左中間席最前列へ運ばれ2点目を失った。
それでも3回を三者凡退に片付けると、4回は二死無走者から王柏融に二塁打を許しながらも無失点。最後まで味方打線の援護には恵まれなかったが、最終イニングの5回は下位打線を相手に三者連続三振でゲームメイクした。
菅野の投球について、6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に電話出演した解説の池田親興氏は「立ち上がりからコントロールに苦労しているな、力入ってるな、菅野とはいえ久々のマウンドは色々な思いがあるんだな、と思って見ていました。2回に本塁打を打たれましたけど、徐々に上げていって4回途中に二塁打を打たれた後あたりから変わってきて、最後は圧巻でしたよね」と、尻上がりの投球を評価した。
「これで自分の形を整えて、次はちゃんとした菅野が帰ってくるんだろうなという姿を見せてくれました」と、ぶっつけ本番の復帰登板を振り返り、「最後は自分でも手応えを掴んだ様子で、右打者のインコースにフォークを落としていきましたし、アウトコースのスライダーも良くなってきた。自分の体のいらないものを落として、次のマウンドに行けるんじゃないですかね」と、次回登板での復帰星へ期待を寄せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』