2021.06.11 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 4 | 終了 | 0 | 広島東洋カープ |
京セラD大阪 |
8回の2安打は直前の攻撃も影響?
オリックスの山本由伸が11日の広島戦で圧巻のピッチングを披露。7回までひとりの走者も許さないパーフェクトピッチを見せ、8回15奪三振の快投でチームを4連勝に導いた。
この日の山本のピッチングについて、11日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた大矢明彦さんは「ストライク先行で、そのストライクをとるボールがコーナーギリギリにいくのでバッターも追い込まれるのが早い。それで三振が取れていったと思う」と述べ、自己最多となる15奪三振の要因のひとつに、制球力の高さを指摘した。
また、この日は対戦相手の広島・大道温貴も5回無安打無失点と好投していたこともあり、7回表まで両チーム、ノーヒットで試合は展開。それでも、7回裏にオリックス打線が打者9人の猛攻を見せて3点を先制したが、山本は直後の8回に先頭の鈴木誠也にヒットを許し、完全試合の夢は潰えた。
その8回について大矢さんは「0-0でずっといっていて、相手のピッチャーも良いと、わりと集中力を保ったままいけるんだけど、意外と得点した回が長くかかった」とコメントし、「そういうのが少し影響したのかもしれない」との見解も示した。
結局、山本は鈴木にヒットを打たれたあと、坂倉にも続かれて無死一、二塁となったが、そこから圧巻の三者連続三振で8回113球無失点に抑え6勝目を手にした。
オリックスはこの勝利で約3年ぶりの貯金生活に突入。交流戦で単独首位に浮上するとともに、パ・リーグでもロッテを抜いて3位に浮上した。エースの完璧なピッチングが、チームをさらに勢いづかせていく。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』