5回無安打無失点の好投
広島のドラフト3位・大道温貴が11日、オリックスとの交流戦(京セラD大阪)でプロ初先発。初回に2四球を与えたものの尻上がりの投球内容で、5回無安打無失点と好投しマウンドを降りた。
初回は制球が定まらず1番・福田、3番・吉田正尚に四球を与え一死一、二塁のピンチを招いたものの、4番・T-岡田を二飛、5番・安達了一は二ゴロに退け無失点スタート。2回以降は落ち着きを取り戻しテンポ良くアウトを重ねた。5回は6番・モヤ、7番・杉本裕太郎、8番・伏見寅威と一発のある下位打線から3者連続三振を奪取。最後までオリックス打線に安打を許さずゼロを並べ続けた。
大道は5回84球、無安打無失点、5奪三振2四球の力投で降板。同学年の相手先発・山本由伸が7回パーフェクト投球を披露したため勝利投手の権利は得られなかったが、球界屈指のエースと互角の投手戦を演じた。
11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説の真中満さんは「立ち上がりはフォアボールを出してちょっと心配したのですが、そこから立ち直るあたりはさすが」と称賛。無安打で降板したことについては「おそらく中継ぎで初めての先発だったので球数が決まっていたのでは」と推測し、「ただ、もうちょっとヒット1本ぐらい打たれるまで見たかった」と見解を述べた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』