自打球が右ひざを直撃し、その場にうずくまる大谷翔平

◆ 微妙なボーク判定に「Why」ポーズ

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)が11日(日本時間12日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「2番・投手」で先発出場。打席では右ひざに打球が直撃するアクシデント、マウンドでは1イニングで2度もボークを取られる不可解な判定があったものの、5回2失点と粘り3勝目の権利を持って降板した。2点リードの6回から右翼のポジションに入り出場を継続したが、直後に救援投手が2失点。4-4の同点に追いつかれ今季3勝目はお預けとなった。

 指名打者制のないナ・リーグ球団主催の交流戦。投打同時出場は今季6度目となった。1回表、まずは打者としてダイヤモンドバックスの先発右腕メリル・ケリーと対戦し、一死無走者の場面で一ゴロに倒れた。その裏のマウンドは、連続三振を含む3者凡退の好スタート。ストライク先行で、テンポ良く11球でゼロを刻んだ。2回は一死から二塁打を許したが、6番・ペラルタを空振り三振斬り。続くカーソン・ケリーは右飛に退けピンチを脱した。

 直後の3回表、エンゼルスは大谷とバッテリーを組む7番・スズキの左越えソロで先制。その後、二死一塁の場面で大谷は第2打席に入り、2球目のファウルが自身の右ひざを直撃し、その場にうずくまった。すぐさまベンチからトレーナーらが駆けつけ状態を確認。大谷は顔を歪めながらも再び打席に戻り、カウント2-2後のシンカーを捉えた打球は2点目となる右中間突破の適時二塁打となった。さらに、続くレンドンの中前適時打で大谷は3点目となる生還。痛みを堪えながらベースを一周した。

 その裏のマウンドでは、一死から初めての四球。軸足に当たった自打球の影響を感じさせた。それでもピンチを凌ぎゼロを刻むと、4回も一死二、三塁のピンチを招いたが後続を連続三振斬り。4回までゼロを並べた。

 しかし3-0で迎えた5回、死球と四球で二死一、二塁のピンチを招くと、4番・エスコバルの打席で二塁走者を牽制をした際、ボークを取られ走者がそれぞれ進塁。大谷は思わず「Why(なぜ)」のジェスチャーを見せた。二死二、三塁となり、エスコバルに4球目を投じた際も再びボークと取られ、三塁走者が生還。二死三塁後、エスコバルには1ボール2ストライク後のフォークを振らせたが、これが暴投による振り逃げとなり2失点目となる三塁走者の生還を許した。

 それでも、続く二死一、二塁のピンチでペラルタを空振り三振に仕留め1点リードを死守。大谷は5回86球、5安打2失点、8奪三振3四死球の内容で降板し、防御率は2.85となった。エンゼルスは6回から2番手・ロドリゲスにスイッチ。大谷は6回からは右翼のポジションに就いたが、同点い追いつかれ勝利投手の権利は消滅した。

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ベースボールキング編集部

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