3回に右中間を破る痛烈な適時二塁打を放つエンゼルスの大谷翔平

● ダイヤモンドバックス 5 - 6 エンゼルス ○
<現地時間6月11日 チェース・フィールド>

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)が11日(日本時間12日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「2番・投手」で先発出場。5回2失点で勝利投手の権利を手にしたが、救援投手が追いつかれ3勝目はお預けとなった。6回からは右翼の守りに就き7回まで出場継続。打席では痛烈な二塁打を2本放ち、敵地で“MVPコール”が沸き起こった。

 指名打者制のないナ・リーグ球団主催の交流戦。大谷の投打同時出場は今季6度目となった。1回表、まずは打者としてダイヤモンドバックスの先発右腕・ケリーと対戦し、一死無走者の場面で一ゴロに倒れた。3回はバッテリーを組む7番・スズキの左越えソロで先制したあと、二死一塁の場面で再びケリーと対峙。2球目のファウルが自身の右ひざを直撃する自打球となりその場にうずくまった。それでも、顔を歪めながらも再び打席に戻りカウント2-2後のシンカーを右中間へ。これが適時二塁打となりチームに2点目をもたらした。続くレンドンの中前適時打で大谷は3点目となる生還。痛みに耐えながらベースを一周した。

 マウンドでは、初回3者凡退斬りの好スタート。2回は一死から二塁打を許したが、後続をピシャリと封じた。自打球が当たった3回以降はやや制球を乱したが、ピンチで粘り無失点。4回までゼロを並べた。

 しかし3-0で迎えた5回、死球と四球で二死一、二塁のピンチを招くと、4番・エスコバルの打席で二塁走者を牽制をした際、ボークを取られ走者がそれぞれ進塁。大谷は思わず「Why(なぜ)」のジェスチャーを見せた。二死二、三塁となり、エスコバルに4球目を投じた際も再びボークと取られ、三塁走者が生還。二死三塁後、エスコバルには1ボール2ストライク後のフォークを振らせたが、ワンバウンドしたボールをスズキがブロックできず、振り逃げで2失点目となる三塁走者の生還を許した。

 それでも、続く二死一、二塁のピンチでペラルタを空振り三振に仕留め1点リードを死守。大谷は5回86球、5安打2失点、8奪三振3四死球の内容で降板し、防御率は2.85となった。エンゼルスは6回から2番手・ロドリゲスにスイッチ。大谷は6回からは右翼のポジションに就いたが、直後に追いつかれ勝利投手の権利は消滅した。

 4-4の同点で迎えた7回、大谷は無死一塁の場面で第4打席に入り、ダイヤモンドバックスの4番手右腕・クラークが投じた初球のカーブを強振。捉えた打球は右中間を真っ二つに破る二塁打となり無死二、三塁の好機を演出した。この試合2本目の二塁打に敵地に駆けつけたエンゼルスファンから「MVP」コールが。その後、クラークの暴投で三塁走者のアップトンが本塁へ滑り込み、エンゼルスは再び5-4とリードを奪った。大谷は直後の守備からベンチに退き、この日の打撃成績は4打数2安打1打点。今季17度目のマルチ安打をマークし打率は.267となった。

 エンゼルスは1点リードで9回裏を迎えるも、守護神のライセル・イグレシアスが二死から同点ソロを浴び試合は延長戦に。それでも10回までもつれた接戦を制し、4連勝で残る借金は「1」となった。

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ベースボールキング編集部

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