2021.06.14 18:00 | ||||
広島東洋カープ | 2 | 終了 | 3 | 埼玉西武ライオンズ |
マツダスタジアム |
2回をパーフェクト&3奪三振
8連戦の7試合目に臨んだ西武が、6投手の継投でローテの谷間を凌ぎ、接戦をモノにした。
西武は先発の輿座海人が3回を無安打無失点に抑えると、1点を先制した直後の4回裏に、2番手のルーキー左腕・佐々木健が二死から四球絡みでピンチを広げて2失点。逆転を許してしまったが、5回に1点、6回にも1点を奪って逆転に成功する。
その裏、西武は一軍デビューを果たしたばかりの高卒3年目右腕・渡邉勇太朗を1点リードの場面で投入。すると渡邉が首脳陣の期待に応えるピッチングを披露し、2イニングを無安打無四球、3奪三振という内容で無失点に抑えた。
渡邉の好投で広島の流れを絶った西武は、8回を十亀剣、9回を平良海馬が締め、3−2での逃げ切りに成功。連勝を「3」に伸ばし、5割に復帰した。
この一戦を、14日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説した齊藤明雄さんは「ストレートも力があるし、マウンド度胸も投げっぷりも良い。しっかり自分のフォームをマスターし、(体重が)乗って出ていくタイミングもいい。変化球を低めに投げる意識も伝わる投げ方をしている」とベタ褒め。
同じく解説を務めた大矢明彦さんも「20歳とは思えないくらい自分のピッチングをしていた。とにかくコントロールがいいのが崩れない一番の要因になる。辻監督は平良もしっかり育てていますし、平良に次ぐ逸材と言ってもいいと思います」と評価。開幕から33試合連続で無失点試合を続けている21歳の怪物右腕を引き合いに出し、その将来性に期待を寄せた。
デビュー戦となった9日のDeNA戦で3回を無失点に抑え、指揮官から「次の試合が大事」と言われていた右腕が、見事一発快投。次はどのような場面でチャンスが与えられ、どのようなピッチングを見せるのか、注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』