山田と村上が意気込み語る
東京オリンピックに臨む野球日本代表内定選手24名が16日に発表され、ヤクルトからは山田哲人選手と村上宗隆選手の内野手2名が侍ジャパンのメンバーに内定した。背番号はヤクルトと同じ、山田が「1」、村上が「55」となっている。
WBCやプレミア12での日本代表経験はあるが、オリンピックの舞台は初めてとなる山田は「プレッシャーもすごいかかると思いますけど、前向きに自分がいいプレーをできるように頑張りたい」と意気込みを語った。
また、稲葉篤紀監督からは打撃や守備だけでなく、スピードの面についても期待をかけられている山田だが、「(足の)コンディションに関しては全然大丈夫なので、積極的に走れる場面があれば走りたいと思いますし、そこは積極的に足を使った野球も自分はやってみたい」と、金メダル獲得のため、足でもチームに貢献していく考えだ。
2019年のプレミア12決勝(韓国戦)では3ランを放ち、世界一に貢献した山田。「金メダルを取れるように、勝利に貢献できるプレーをたくさんしたいと思います」と決意も新たに、大舞台での強さを五輪でも発揮できるか注目だ。
ヤクルトで4番を務める村上も「とにかく勝つことだけを考えて、たくさんの方々が期待してくれていると思うので、何とかその期待に応えられるようにやっていきたい」と、活躍を誓った。
最年少21歳での選出となったが、「ピッチャーに同級生の平良(西武)もいますし、一番下らしく、のびのびじゃないですけど、しっかりやることをやって頑張りたいと思います」と、若き大砲が世界に挑む。
文=別府勉(べっぷ・つとむ)