高木豊さんは坂本の奮起に期待!
侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督は16日、都内のホテルで『東京オリンピック』に挑む野球日本代表の内定選手24名を発表した。
今回発表されたのは、投手11名・野手13名(捕手2名・内野手6名・外野手5名)の計24名。オリンピック経験者は2008年の北京大会に出場した田中将大投手(32)のみ。また、現代表チームのベースとなっている2019年のプレミア12優勝メンバーからは14名が選出された。
16日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも、発表されたばかりの"五輪戦士"たちが話題に。
やはり最も気になる点と言えば、選手たちの体調・コンディション面ということになるが、ラインナップを見ると故障明けの選手や、今なお一軍に復帰できていないという選手の名前もチラホラ。
番組に出演した解説者の高木豊氏は、その中から「會澤翼(広島)」の名前を挙げ、「きのう(15日)ケガしているので、治るのかどうかと、調整が間に合うのかどうかが心配ですよね」とコメント。15日の西武戦で負傷交代となり、16日に登録を抹消されたばかりの正捕手候補の状況を懸念点に挙げた。
一方で、注目選手については「坂本勇人(巨人)」と、こちらは代表発表を前に戦列に帰ってきた巨人のキャプテンを指名。
自身もコーチとして五輪を戦った経験から、「こういうチームにはリーダーが必要。その中で坂本が故障から復帰をして感じも良いということで、どういう活躍を見せてくれるのか期待をしています」と、大舞台でもチームの中心としての働きに期待を寄せた。
田尾さん・真中さんの注目選手は…?
また、同じく番組に解説として出演した田尾安志氏は、注目選手として「山本由伸(オリックス)」の名前を挙げる。
交流戦でもチームの躍進に大きく貢献した若き右腕について、「彼がここ!という時のピッチャーだと思う。ここ一番は山本で行ってもらいたいなと。エース格じゃないかなと思っています」と語り、実績豊富な面々が並んだ11名の投手のなかから、若く勢いのある山本を"日本のエース"に指名。
最後に、番組のMCを務めた真中満氏の注目選手は「吉田正尚(オリックス)」。
6月16日時点での打率.340は2位に大差をつけるリーグトップ。2年連続の首位打者に向けて快走中の27歳について、「このバッティングを五輪の舞台でどう見せてくれるのか」と大舞台での爆発に期待。
起用法については「レフトが良いんじゃないですかね。リズムとかもあると思うので」とし、侍ジャパンでも打線の核となる活躍を熱望した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』
侍ジャパンメンバー
<監督>
稲葉篤紀
<コーチ>
金子 誠(ヘッド兼打撃コーチ)
建山義紀(投手コーチ)
村田善則(バッテリーコーチ)
井端弘和(内野守備・走塁コーチ)
清水雅治(外野守備・走塁コーチ)
<投手>
11 菅野智之(巨人=31)
12 青柳晃洋(阪神=27)
13 岩崎 優(阪神=29)
15 森下暢仁(広島=23)
17 山本由伸(オリックス=22)
18 田中将大(楽天=32)
19 山﨑康晃(DeNA=28)
20 栗林良吏(広島=24)
22 大野雄大(中日=32)
41 中川皓太(巨人=27)
61 平良海馬(西武=21)
<捕手>
10 甲斐拓也(ソフトバンク=28)
27 會澤 翼(広島=33)
<内野手>
1 山田哲人(ヤクルト=28)
2 源田壮亮(西武=28)
3 浅村栄斗(楽天=30)
4 菊池涼介(広島=31)
6 坂本勇人(巨人=32)
55 村上宗隆(ヤクルト=21)
<外野手>
8 近藤健介(日本ハム=27)
9 柳田悠岐(ソフトバンク=32)
31 栗原陵矢(ソフトバンク=24)
34 吉田正尚(オリックス=27)
51 鈴木誠也(広島=26)