ニュース 2021.06.17. 18:24

交流戦好調のDeNA・伊藤光、2番起用に「やりがいを感じている」

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DeNA・伊藤光選手

再開するリーグ戦でのさらなる巻き返しを誓う


 交流戦から「2番・捕手」としてチームを引っ張った伊藤光が17日、『DOCK』での練習後にZOOMでの取材に応じ、チームや自身の状態について語った。

 まず、交流戦を3位という好成績で終えたことについては、「交流戦でチーム状況を変えていきたいと皆んな思っていて、僕自身もここからやってやるとの感じで臨みました。優勝はできませんでしたけど、いい戦いができましたし、チームもいい方向に向かっているなと感じています」と、手応えを感じている様子。

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 また、自身のコンディションについては、「肩と足を温める機械を持っていて、肘や膝、ふくらはぎにも使えるので、時間があるときは振動をかけて温めています。トレーナーさんにもほぼ毎日、翌日に疲労を残さないように電気治療をやってもらっているます」と説明。「ふくらはぎを使って蹴り上げて走ると良くないので、蹴らずに尻の力で押し込むと負担がなくいい方向に行く」と、古傷のケアにも気を使っていることを明かした。

 その後、「細かいこともできるし、粘りもある」と三浦大輔監督も評価している『2番』についても言及。「今まで僕がプロ野球やってきている中で、つなぐという役割は変わっていない。クワ(桑原将志)が出塁してくれるので、後の佐野以降につなげる役割が重要と認識している」と役割を自覚し、「凡打でもランナーを進めたり、アウトでも球数を投げさせたりと、相手キャッチャーだったら嫌だなって思うことを、打席でやってやろう」と心がけている。

 「状況判断や、得点を上げるためにつなぐなど、目立たなくても縁の下の力持ち」的な役割は、捕手との共通点も感じているとのこと。「やりがいも感じています。自分のモノにしたい気持ちもある。ずっと出られるように」と、今後も2番として出場し続けることに意欲を見せた。

 同時に「ビジターで初回に打席が回ってくる準備がありつつ、キャッチャーの役目もある。ブルペン(でのコミニュケーション)を途中で切り上げることは今までの野球人生でほぼないことだった。1回裏の守備で、その日の先発ピッチャーの状態を100%知らずに試合に臨む感覚には不安があった」ことも明かし、「出塁した後にすぐ守備となると、西武戦で(先発の)坂本が初回の初球にいきなり先頭打者ホームランを打たれてしまった時などは、自分の中で手詰まりになってしまった」と、今後の課題も口にした。

 昨シーズンはまさかの30試合出場にとどまり、スタメンマスクは僅か20試合。開幕直後から調子は上向かず、7月18日には試合序盤の2回で交代させられると、翌日には登録抹消となり、ファーム調整中に足の肉離れも発症。名誉挽回を期して臨んだ今季は開幕二軍スタートで、怪我をして出遅れるなど「申し訳なさがあった」という。「最初の開幕スタートにいれなかったのは、ここ最近なかった。その悔しさがあって今の自分があると思っている」とも語り、その全ては今につながっている。

 あすから再開するリーグ戦に向けては、「下にいる自分たちが勝ち続けて、上にいるチームを脅かす存在に」と下克上を見据える。捕手の目線を生かし、制約の多い2番という役割でもチームに貢献する伊藤光が、セ・リーグを面白くするキーマンになるかもしれない。


取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
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